【二字熟語】
無骨
【読み方】
ぶこつ
「こちなし(無骨)」の音読。
【意味】
①礼儀・作法を知らないこと。不作法。無風流。
②役に立たないこと。才のないこと。
③ぐあいが悪いこと。
④(「武骨」とも書く)ごつごつしていて洗練されていないこと。
⑤軽業などの曲芸。
【語源・由来】
もと不作法の意の「こちなし(無骨)」を字音語として反読(かえりよみ)させたもの。「こちなし」の意味は「洗練されていない。ぶしつけである。無骨である。」
【類義語】
野暮、無風流、無粋、むくつけき、無作法、粗野、ぶしつけ
【対義語】
粋、優雅、洒落
「武骨」は誤用?
「無骨」は「武骨」と漢字表記することもありますが誤用ではありません。
「無骨」の方が一般的ですが「武骨」も同じ意味で用いられます。
「武骨」の「武」は「たけし。たけだけしい。いさましい。」という意味があります。
無骨(ぶこつ)の使い方
健太くんはどんな車が好きなの?
これなんかがいいな。
無骨な車が好きなのね。
道なき道を走りたいじゃないか。
無骨(ぶこつ)の例文
- 健太くんが作った茶碗は無骨だ。
- このテーブルは無骨な造りだけれども丈夫で使いやすい。
- 見るからに無骨な男がそこに立っていた。
- 愛想が悪い無骨な店員で不愉快になった。
- 健太くんは軍隊で支給されるような無骨なコートを着ていた。