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「無礼」の意味と使い方や例文!「失礼」「非礼」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
無礼

【読み方】
ぶれい

古くは「ぶらい」「むらい」とも。

【意味】
礼儀にはずれること。また、そのさま。失礼。不躾 (ぶしつけ) 。無作法。

【語源・由来】
「無」は「存在しない。…がない。」
「礼」は「秩序ある社会生活を営むうえでの定まった作法や儀式。のり。」

【類義語】
非礼、失礼

【対義語】
慇懃、敬意

無礼(ぶれい)の使い方

ともこ
健太くんが次期空手部部長なの?
健太
そうなんだよ。
ともこ
先輩方に無礼な態度をとることがままあるのに、よく選ばれたわね。
健太
実力だね。

無礼(ぶれい)の例文

  1. なんて無礼なやつだ。
  2. 無礼を働いたことをお許しください。
  3. 今日は無礼講だ。
  4. 社長にため口をきくとは無礼なやつだ。
  5. 無礼極まりない態度だ。

「無礼」と「失礼」「非礼」の違いは?

無礼」に似ている語に「失礼(しつれい)」「非礼(ひれい)」があります。

「無礼」と「失礼」の違いは?

失礼」は
①他人に接する際の心得をわきまえていないこと。礼儀に欠けること。また、そのさま。失敬。
②他人のもとを立ち去ることのていねいな言い方。
③軽く謝るとき、人に何かたずねたり頼んだりするとき、また人と別れるときなどのあいさつの言葉。

という意味です。

無礼」も「失礼」も、礼を欠くことをいいます。

失礼」の方が、一般的に広く使われますが、「無礼」の方が、礼を欠く度合いが強いです。

また、「失礼」には「無礼」には無い、「他人のもとを立ち去ることのていねいな言い方。」や「軽く謝るとき、人に何かたずねたり頼んだりするとき、また人と別れるときなどのあいさつの言葉。」という意味があります。

「無礼」と「非礼」の違いは?

非礼」は、「礼儀にそむくこと。また、そのさま。」という意味です。

無礼」も「非礼」も、礼を欠くことをいいます。

同じ意味ですが、「非礼」の方が「無礼」よりも礼を欠いた状態をいいます。