姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「当面」の意味と使い方や例文!「当面の間」とはどのくらい?(類義語・対義語)

【二字熟語】
当面

【読み方】
とうめん

【意味】
いま直面していること。さしあたり。

【語源・由来】
「当」は「の。その。さしあたっての。」「面」は「向き合う。」

【類義語】
直面、当座、当分、今のところ、目下、さしあたり

【対義語】
(直面するの対義語)回避

当面(とうめん)の使い方

ともこ
健太くん、手伝いに行ったんじゃなかったの。
健太
当面人は足りてるって言われたんだ。
ともこ
こっちも足りてるわよ。
健太
僕って必要ない人間なのかな。

当面(とうめん)の例文

  1. 当面の問題は資金調達についてです。
  2. 火事は遠く、当面の脅威ではないと思われた。
  3. 当面の課題を解決しよう。
  4. 会議で当面の方針が決まった。
  5. ともこちゃんに話を聞くのは当面難しいだろう。

「当面の間」とはどのくらい?

感染症蔓延に伴い「当面の間休業します。」という言葉をよく見かけるようになりました。

当面」に「さしあたり(今のところ)」という意味があるため、「当面の間」は誤用ではないかとも言われています。

辞書に誤用と明言されているわけではありませんが、「当面の問題」「鬼気に当面する」「当面人員は足りている」「当面とりつくろう」などの例文はあるものの、「当面の間」という例文は存在しません。

当面の間」は「当分の間」と「当面」の混交表現だという意見があります。「当分の間」より短い期間を表すために多用されるようになったのではないかとされています。

誤用かどうかははっきりと解明されていませんが、「当面」は「当分」より短く「今しばらく」というニュアンスです。