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「凋落」の意味と使い方や例文!「衰退」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
凋落

【読み方】
ちょうらく

【意味】
①花がしぼみおちること。また、容色がおとろえること。
②おちぶれること。
③おとろえて死ぬこと。

【語源・由来】
「凋」は「草木がなえてしぼむ。勢いが衰える。」
「落」は「物がおちる。上から下に位置が下がる。」

【類義語】
落ちぶれる、没落、零落、転落

【対義語】
繁栄、勃興、躍進

凋落(ちょうらく)の使い方

健太
あの店はミシュランガイドに載ったこともあるんだよね。
ともこ
昔の話よね。産地偽装をしてから凋落してしまって見る影もないわ。
健太
味も変わったの?
ともこ
いい板前さんがみんな出て行ってしまって、値段は一流なのに、味は三流以下よ。

凋落(ちょうらく)の例文

  1. 国運が凋落の一途をたどる。
  2. シェアが凋落傾向にある。
  3. 視聴者が飽き始めたのか、人気凋落の兆候がある。
  4. この10年でCDの売り上げの凋落が著しい。
  5. 今思えばあれが凋落の始まりだった。

「凋落」と「衰退」の違いは?

凋落」に似ている語に「衰退」があります。

衰退(すいたい)」は「おとろえくずれること。おとろえ退歩すること。」という意味です。

凋落」と「衰退」はともに「衰えること」という意味です。

しかし、「凋落」は「衰退」よりも落ちぶれるというニュアンスが強く、衰えることの程度が大きいという違いがあります。