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「直撃」の意味と使い方や例文!台風の「直撃」と「上陸」の違いは?(類義語)

【二字熟語】
直撃

【読み方】
ちょくげき

【意味】
①爆弾などが直接当たること。
②直接に攻撃すること。害を直接受けること。

【語源・由来】
「直」は「じかに。すぐに。」
「撃」は「強くうち当てる。」

【類義語】
打撃、突撃

直撃(ちょくげき)の使い方

ともこ
健太くん。ボールが頭に直撃して倒れたって本当?
健太
デッドボールを頭に受けたんだ。
ともこ
直撃したことで頭が良くなった?
健太
そんなことより、直撃によるダメージを心配してよ。

直撃(ちょくげき)の例文

  1. 直撃雷を電気設備や人体が受けた場合、短時間、数十万ボルトからの電圧が対象に印加される。
  2. シュートがそれて、左ポストに直撃した。
  3. 爆撃機が市街を直撃し、多くの犠牲者を出したという。
  4. 物価の高騰は、庶民の家計を直撃しました。
  5. 彼は、フェンス直撃の二塁打を打った。

台風の「直撃」と「上陸」の違いは?

天気予報で、「台風が直撃する」と「台風が上陸する」という表現があります。

直撃」と「上陸」の大きな違いは、「直撃」は、気象庁の気象用語にないが、「上陸」はあるという点です。

「沖縄には、例年多くの台風が直撃する」「台風の直撃で空港が孤立する」のように、「直撃」は、直接、台風の被害があった場合ニュースで使われることがありますが、正式な気象用語ではありません。

対して「上陸」は。気象庁が定義する気象用語の一つで、台風の中心部分が北海道・本州・四国・九州(本土)の海岸に到達したことをいいます。

このことから、「沖縄県に台風が上陸しました」と言うことはできません。「沖縄県を台風が通過しました」「沖縄県を台風が直撃しました」という表現を使います。