【二字熟語】
注釈
「註釈」とも書く。
【読み方】
ちゅうしゃく
【意味】
注を入れて本文の意義をときあかすこと。注解。
【語源・由来】
「注」は「くわしく解きあかす。」「釈」は「とく。ときあかす。」
【類義語】
注記、注解、付注、解説、小書き、割注、脚注、後注
「注釈」の付け方は?「注記号」は?
「注釈」は難しい語句や用法を解説したり、補足説明を付け加えることをいいます。
「注釈」の付け方は、「注釈」を加えたい言葉の横に(注1)、または(1)と書きます。他にもある場合は(注2)(注3)……と付けていきます。
「※(こめじるし)」を使って(※1)(※2)とする場合もあります。
これらを注記号と呼びます。
注記号は主に、上付き文字(右肩に小さめのサイズで書く)にすることが多いです。その記号をつけた語句や部分の説明を文章の最後やページ下部などにまとめて書き記します。
また、「注釈」には補足説明を書く場所によって、「脚注」と「後注」があります。(脚注も後注も注記号の書き方は同じです。)
「脚注」は、「注釈」をつけたい部分が載っているページ下部に「注釈」を書き記します。
「後注」は、本文の後ろに全ての「注釈」をまとめて書き記します。
注記号をつける位置によって、「注釈」の対象となる範囲が変わります。
さらに、英語の場合は「※」ではなく「*(アスタリスク)」またはNote:を使います。
- 文章の末尾に注記号・・・文全体についての補足。
- 文の途中に注記号をつける・・・その直前の語または語句についての補足。
- カギカッコによる引用の末尾に注記号をつける・・・引用部分全体に関する説明であることを示す。(出展についてなど)
アスタリスクは*、**、***、または*1、*2、*3と書きます。
注釈(ちゅうしゃく)の使い方
ともこちゃん。これどういう意味?
これはこういう意味よ。
なるほど。で、これは?
健太くんの質問に答えていたら、全然本が読めないわ。注釈付きの本を読んでよ。
注釈(ちゅうしゃく)の例文
- 語句を注釈する。
- 注釈を加える。
- 難解な語句に注釈する。
- 注釈書を添える。
- 注釈を頼りに、古典文学を原文で読んだ。