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「惰力」の意味と使い方や例文!「惰性」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
惰力

【読み方】
だりょく

【意味】
惰性の勢い。

【語源・由来】
「惰」は「これまでの状態を変えない。」
「力」は「ちから。」

【類義語】
惰性

【対義語】
注力

惰力(だりょく)の使い方

健太
ともこちゃんが書いた小説、おもしろかったよ。
ともこ
惰力で書いた小説なのよ。
健太
余程勢いに乗っていたんだね。おもしろい作品だったよ。
ともこ
普段から書き続けていたことで、筆力がアップしたのかもしれないわね。

惰力(だりょく)の例文

  1. やり始めるのに時間がかかるが、やり始めると惰力で仕事が進む。
  2. ブレーキを踏んでも惰力でしばらくは進む。
  3. これまで惰力で働き続けていた。
  4. ニュートラルにして惰力で坂を下りた。
  5. スクリューを停止して惰力走行をしている。

「惰力」と「惰性」の違いは?

惰力」に似ている語に「惰性(だせい)」があります。

惰性」は「これまでの習慣や勢い。外力が働かなければ、物体はその運動状態を保つという性質。慣性。」をいいます。

惰性」は、これまでの習慣や勢いのことをいい、「惰力」は、その「惰性」に基づく力をいう点が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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