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「建前」の意味と使い方や例文!「本音」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
建前

「立前」とも書く。

【読み方】
たてまえ

【意味】
①原則として立てている方針。表向きの考え。
②行商人や大道商人が商品を売るときの口上。売り声。

【語源・由来】
家の棟上げの意。

【類義語】
イデオロギー、モットー、指針

【対義語】
本音、魂胆、本心

建前(たてまえ)の使い方

ともこ
健太くん。正直に自分の気持ちを話し過ぎよ。
健太
正直なのは良いことじゃないの?
ともこ
本音と建前のバランスを取らないと、社会で生き残るのは難しいわよ。
健太
大人になんてなりたくないなあ。

建前(たてまえ)の例文

  1. 建前上、私も賛成せざるを得なかった。
  2. 多くの人にとって、本音と建前は別である。
  3. 全員平等というのは建前に過ぎないのだ。
  4. 王様が行うのが建前だが、実際には大臣が行う。
  5. 政治家は建前ばかり言っている嘘つきだ。

「建前」と「本音」の違いは?

建前」に似ている語に「本音(ほんね)」があります。

本音」とは、
①本来の音色。本当の音色。
②本心からいう言葉。

という意味です。

建前」は、表向きの方針という意味なので、「本音」の対義語です。