【二字熟語】
度胸
【読み方】
どきょう
【意味】
物事を恐れない心。気おくれしない精神力。きもったま。
【語源・由来】
「度」は「示される言動や心の様子。」
「胸」は「胸のうち。心。」
【類義語】
肝っ玉、胆力
度胸(どきょう)の使い方
健太くん。度胸試しをしましょうよ。
お化け屋敷とか?偽物ってわかっているから平気だよ。
違うわよ。バンジージャンプよ。
こんな高いところから飛び降りるの?正気の沙汰じゃないよ。
度胸(どきょう)の例文
- 健太くんは度胸がない。
- 度胸を据えてかかる。
- 経験を重ねて度胸を付ける。
- 彼はなかなか度胸があるね。
- ともこちゃんは度胸がすわっている。
「度胸」と「勇気」「根性」「度量」の違いは?
「度胸」に似ている語に「勇気(ゆうき)」「根性(こんじょう)」「度量(どりょう)」があります。
「度胸」と「勇気」の違いは?
「勇気」は、「いさましい意気。困難や危険を恐れない心。」という意味です。
「勇気」も「度胸」も、恐れない心をいいます。
しかし「勇気」は、怖い気持ちを振り払って行動を起こそうとするニュアンスで使うのに対して、「度胸」は、問題を受け止めるためにどんと構えるニュアンスで使う点が違います。
「度胸」と「根性」の違いは?
「根性」は、
①その人の本来的に持っている性質。しょうね。また、あるものに特有の性質。
②物事をあくまでやりとおす、たくましい精神。気力。
という意味です。
「度胸」は、おそれない心をいいます。
対して「根性」は、その人の本来の性質、最後までやりぬくたくましい精神をいうので意味が違います。
「度胸」と「度量」の違いは?
「度量」は
①物差しと枡 (ます) 。転じて、長さと容積。
②他人の言行をよく受けいれる、広くおおらかな心。
という意味です。
「度胸」は、おそれない心をいいます。
対して「度量」は、どんな考え方や行動も受け入れる広い心をいうので意味が違います。