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「阻害」の意味と使い方や例文!「邪魔」「妨害」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
阻害

「阻礙」「阻碍」とも書く。

【読み方】
そがい

【意味】
さまたげること。じゃますること。

【語源・由来】
「阻」は「はばむ。へだてる。へだたる。さまたげる。」
「害」は「さまたげる。」

【類義語】
妨害、邪魔だて、邪魔

【対義語】
助長、促進

阻害(そがい)の使い方

健太
癌細胞の成長を阻害する薬が開発されたんだって。
ともこ
すごいわね。
健太
これで癌は不治の病じゃなくなるね。
ともこ
私も多くの人を救う薬を開発する研究者になりたいわ。

阻害(そがい)の例文

  1. 青少年の健全な育成を阻害する恐れがある。
  2. 企業結合が公正な競争を阻害する。
  3. 産業の発達を阻害する。
  4. この殺虫剤が、稲の生育を阻害しているようだ。
  5. 親の過干渉は、子どもの成長を阻害する。

「阻害」と「邪魔」「妨害」の違いは?

阻害」に似ている語に「邪魔(じゃま)」「妨害(ぼうがい)」があります。

「阻害」と「邪魔」の違いは?

邪魔」は、
①妨げること。また、妨げとなるものや、そのさま。
②(「お邪魔する」の形で)訪問すること。
③仏語。仏道修行の妨げをする悪魔。

という意味です。

阻害」も「邪魔」も、物事の進行、成就を妨げることという意味です。

しかし、「邪魔」は、意図的でなくても結果的に妨げになる場合にも使われることがある点が「阻害」と違います。

「阻害」と「妨害」の違いは?

妨害」は、邪魔をすることをいいます。

阻害」も「妨害」も、物事の進行、成就を妨げることをいい、ほぼ同義語です。

しかし、「妨害」は、脇から邪魔をされるというニュアンスで使われることが多い点が「阻害」と違います。