越権の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
越権
【読み方】
えっけん
【意味】
自分に属する権限をこえて事をなすこと。おっけん。
「越権」という言葉は、自分が持っている権限を越えて、何かを行うことを指すんだよ。
ああ、なるほどな。つまり、「自分の許された範囲を超えて、何かをしようとする」ことを言うんやな。
自分が許された範囲って大事やな、これは。
【語源・由来】
権限を越える意。
【類義語】
僭越
越権(えっけん)の解説
カンタン!解説
「越権」っていう言葉はね、自分が持っている権限よりも大きなことをやっちゃうことを指すんだよ。
たとえば、先生がいつも決めることを、生徒が勝手に決めてしまったら、それは「越権」だね。だって、その決める権限は先生が持っているはずなのに、生徒がそれをやっちゃったからね。
「越権行為」っていう言葉は、その「越権」を具体的に行った行動を指すんだ。これは通常、ルールを破ることになるから、やっちゃいけないことだよ。自分の権限を理解して、その範囲内で行動することが大切だね。
越権(えっけん)の使い方
ともこちゃん。生徒会のやり方はおかしいと思うんだ。
健太くんは、生徒会役員じゃないんだから、口をはさむことは越権行為にあたるわよ。
この学校の生徒として、おかしいと思ったことをおかしいと発言してはいけないの?
全生徒は、すべてを生徒会役員に任せるって同意書を書いているんだから意見は受け付けていないわ。
越権(えっけん)の例文
- 指示を待たずに勝手に事を起こすのは越権行為だ。
- 県境を越えて許可なく捜査することは越権にあたる。
- 家庭内の問題に踏み込むことは越権になるため、なかなか虐待が無くならない。
- 所管外のことにまで口出ししてくるなんて越権だ。
- 感染症蔓延のため、医師が五輪開催は危険だとする忠告を越権行為だと非難した。
「越権行為」とは?
「越権」を用いた表現の一つに「越権行為」があります。
「越権行為」とは、「与えられた職務上の権限を越えて事をおこなうこと。転じて、出過ぎたふるまいをすること。」という意味です。
「越権行為」という言葉は、自分に与えられた権限以上のことをする行為を指すんだよ。
また、それは比喩的に、度を越した行動をすることを表すこともあるんだ。
なるほどな。それはつまり、「自分の範囲を超えて行動する」ってことやな。
自分がもらった役割や権限を越えて何かをする、もしくは、普通の範囲を超えた行動をすることを言うんやな。これは、「自分の立場をわきまえて行動する」っていう大切さを教えてくれる言葉やな。
【類義語】
・職権乱用(しょっけんらんよう)
【例文】
・ともこちゃんは、越権行為で処罰された。
・社長に向かってそんなことを言うなんて越権行為だよ。