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「越冬」の意味と使い方や例文!「冬眠」との違いは?(類義語)

越冬の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
越冬

【読み方】
えっとう

【意味】
冬を過ごすこと。冬の寒さを越すこと。

二字熟語の博士
「越冬」という言葉は、冬を過ごすこと、または冬の寒さを乗り越えることを指すんだよ。
助手ねこ
ああ、なるほどな。つまり、「冬を乗り切る」ってことやな。

寒い冬を耐えて春を迎えるってわけや。それは、困難を乗り越えて成功を迎えるみたいなもんやな。

【語源・由来】
「越」は「ある所・時の境をこえる。」
「冬」は「ふゆ。」

【類義語】
冬眠、越年、冬構え、冬ごもり

越冬(えっとう)の解説

カンタン!解説
解説

「越冬」っていう言葉は、冬の間を過ごすこと、特に寒い冬を耐えて生き延びることを意味しているよ。

例えば、「南極で越冬する」という文は、南極のようなとても寒い場所で、冬の期間を過ごす、つまり生き抜くことを表しているんだ。この言葉は、鳥や他の動物が冬の寒さを避けて暖かい地域に移動する(これを「渡る」っていうんだよ)のとは逆に、寒い地域で冬を過ごすときに使われることが多いよ。

また、「越冬地」という言葉は、動物が冬を過ごす場所を指すよ。つまり、その動物が冬の間生き延びるために選んだ場所なんだ。

だから、「越冬」は、寒さを耐えて冬を過ごすこと、特に生き物が寒さから生き延びるために行う行動を表している言葉なんだよ。

越冬(えっとう)の使い方

ともこ
大掃除のついでに庭の掃除をしていたの。
健太
偉いね。
ともこ
大きな石を動かしたら、越冬中の虫がたくさんいてびっくりしたの。
健太
びっくりするくらいいるよね。

越冬(えっとう)の例文

例文
  1. 蛇は土の中で越冬する。
  2. 南極で越冬する。
  3. ツバメは主に東南アジアで越冬する。
  4. 昆虫は、幼虫で越冬する種がある。
  5. 越冬中も農家は、家の中の仕事で忙しい。

「越冬」と「冬眠」の違いを解説

越冬」に似ている語に「冬眠(とうみん)」があります。

冬眠」は、「季節的な低温に対して動物がとる生活を休止した状態。カエル・イモリ・蛇などの陸生の変温動物や、ハリネズミ・ヤマネ・コウモリなどの恒温動物にみられる。クマなどの冬ごもりは体温低下がわずかで、睡眠状態に近い。」

という意味です。

冬眠」は、低温の季節を、睡眠に近い状態で動かないで乗り切ることをいいます。

対して「越冬」は、生物がいろいろな方法で寒い冬を過ごすことをいいます。この「越冬」のいろいろな方法の一つに「冬眠」があります。

二字熟語の博士
「越冬」と「冬眠」は似ているようで、実はちょっとした違いがあるんだ。越冬は一般的に、冬の寒さを耐え抜くことを指す。寒い冬の期間を何とか生き延びることなんだよ。

一方、冬眠は動物が冬の寒さに対抗するためにとる特殊な行動で、活動を一時停止し、エネルギー消費を最小限に抑えて冬を過ごすことを言うんだ。

助手ねこ
あー、なるほどな。それはつまり、「越冬」は寒さに耐えて冬を過ごすことやな。一方で、「冬眠」は動物が活動を止めて、なるべく体力を使わずに冬を乗り切ることやな。

ハリネズミやカエルみたいに冬になるとじっとしてエネルギーを節約して過ごすことを指すんやな。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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