【二字熟語】
符合
【読み方】
ふごう
【意味】
①割符 (わりふ) が合うこと。
②二つ以上の事柄が、ぴったりと照合・対応すること。
【語源・由来】
「符」は「割り符を合わせたように一致する。」
「号」は「二つ以上のものがいっしょになる。あう。あわせる。」
割符が合うことから。
【類義語】
合致、一致、吻合
【対義語】
齟齬
符合(ふごう)の使い方
健太くんと、あのサッカー選手はもしかして兄弟なの?
そうだよ。僕の兄さんだよ。
苗字の符合からして、もしかしてと思ったけど確信が持てなかったのよ。
あんまり似ていないからね。
符合(ふごう)の例文
- 両者の証言は符合し、アリバイは証明された。
- この作品の世界観は、現代社会に符合している。
- 二つの指紋が完全に符合したことから、犯人は断定された。
- 違う場所で起こった二つの出来事の奇妙な符合に注目した。
- 彼の思想と行動は符合しない。
「符合」と「合致」との違いは?
「符合」に似ている語に「合致(がっち)」があります。
「合致」とは、「ぴったり合うこと。一致すること。」という意味です。
「符合」も「合致」も、ある事柄とある事柄とがぴったりと合うことという意味です。
しかし「符合」は、硬い表現で文章に使われることが多い点が違います。
また「合致」は、「二人の意見が合致する」のように、抽象的なことに対して使われることが多いです。