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「不束」の意味と使い方や例文!「不束者ですが」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
不束

【読み方】
ふつつか

【意味】
①気のきかないさま。行きとどかないさま。不調法。
②太くて丈夫なさま。
③太くてぶかっこうであるさま。
④風情がなく、下品であるさま。無骨。

【語源・由来】
元は、太くしっかりしていて野性味がある感じをいう。現代では、「不束者」のように、不十分だという意味で使われる。

【類義語】
不調法

不束(ふつつか)の使い方

健太
あんな不束者が、会長の目に留まって、僕が認められないなんてありえない。
ともこ
目上の人に認められるには、実力だけじゃなくて運も必要だからね。
健太
運も実力のうちっていうよね。
ともこ
努力した人が損をするようで納得いかないわよね。

不束(ふつつか)の例文

  1. 不束な私をここまで育てて下さいました大恩、死んでも忘れません。
  2. 不束ながら全力を尽くします。
  3. 不器用で不束な私ですが、一生懸命精進してまいります。
  4. 妻の不束は、夫である私の責任でもあります。
  5. しかしこの贅沢心のために、自分は発作性の急往生を思いとまって、不束ながら今日まで生きている。(夏目漱石、坑夫)

「不束者ですが」とは?

不束」は、よく「不束者ですが(ふつつかものですが)」という表現で使われます。

不束者ですが」の「不束者」は、「気のきかない人。行きとどかない者。」という意味です。

不束者ですが」とは、無骨で行きとどかない者ですがという意味です。

【例文】

  1. お父様、お母様、不束者ですが、どうぞよろしくお願いします。
  2. 不束者ですが、メンバーの一員としてファンの皆様に愛されるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。