【二字熟語】
付近
「附近」とも書く。
【読み方】
ふきん
【意味】
近くの場所。そのあたり。近辺。
【語源・由来】
「付」は「ぴったりとくっつける。添えつける。つく。」
「近」は「ある場所にちかい。ちかづく。ちかい所。」
【類義語】
そば、傍ら、近く、近辺
【対義語】
遠方
付近(ふきん)の使い方
健太くん。彼を見なかった?
心斎橋付近で見かけたよ。
心斎橋で彼を見つけるなんて、浜辺で落とした指輪を見つけるくらい難しいわ。
お腹がすいたら、そのうち帰ってくるんじゃないかな。
付近(ふきん)の例文
- 西之島付近の海底火山が噴火してできた新島と西之島がつながり、西之島新島になった。
- その公園の付近を重点的に捜索してみよう。
- 近頃では、この付近もずいぶん物騒になったものだ。
- 津波警報が出され、付近の住民は海辺から避難しました。
- 爆発予告があったので、付近の警戒を強化しました。
「附近」との違いは?
「付近」は「附近」とも書きます。
「付近」の、「付」の本義は「物を手渡す。授け与える。」ですが、古くから「附近」の「附」と通用されてきました。
「附近」の「附」は、「つく。つける。したがう。つきしたがう。わたす。」という意味で使われます。
現代では、ほとんどの場面で「付」が使われますが、官庁や法律用語で「附」が使われることがあります。