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「復興」の意味と使い方や例文!「復旧」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
復興

【読み方】
ふっこう

【意味】
いったん衰えたものが、再びもとの盛んな状態に返ること。また、盛んにすること。再興。

【語源・由来】
「復」は「もとの状態にもどる。もどす。」
「興」は「勢いが盛んになる。おこる。おこす。」

【類義語】
復元、復旧

【対義語】
崩壊、壊滅、衰退、全滅、没落

復興(ふっこう)の使い方

ともこ
復興庁が、原発事故に伴う避難を経験した市町村への移住促進のために支援金を出すんですって。
健太
原発事故さえなければ、もっと早く復興できたって言われているよね。
ともこ
できるだけ多くの人が手をあげて、避難地域の賑わいが戻ると良いわよね。
健太
僕たちが使っている電気を発電する原子力発電所が事故を起こしたんだから、僕らにも責任があることを忘れずに応援しないとけないね。

復興(ふっこう)の例文

  1. 日本経済復興のために、1947年、復興金融金庫が設置され、1952年に解散しました。
  2. あの尊敬すべき茶祖の美に対する理解を再び復興しようとするのです。(柳宗悦、民芸とは何か)
  3. その国に復興の兆しが見え始めています。
  4. 爆撃にあった街の復興に尽力する。
  5. この国の経済の復興や、物価高騰への対応が選挙の焦点になる。

「復興」と「復旧」の違いは?

復興」に似ている語に「復旧(ふっきゅう)」があります。

復旧」は、「壊れたり、傷んだりしたものを、もとの状態にすること。また、もとの状態にもどること。」という意味です。

復興」も「復旧」も、もとの状態に戻ることをいいます。

しかし「復興」は、いったん衰えたものが、再びもとの盛んな状態に返ることをいいます。

対して「復旧」は、壊れたり、傷んだりしたものを、もとの状態にすることをいいます。