【二字熟語】
不足
【読み方】
ふそく
【意味】
①足りないこと。十分でないこと。また、その箇所や、そのさま。
②満足でないこと。また、そのさま。不満。
【語源・由来】
「不」は「否定を表す語。…しない。…でない。」
「足」は「十分にある。たりる。また、そのようにする。たす。」
【類義語】
欠損、欠品、紛失、欠如、不全、欠乏、不備、匱乏、欠ける、欠落
【対義語】
過剰、余剰、余分、充足
不足(ふそく)の使い方
健太くん。ため息をついてどうしたの?何が不足なの?
今の生活に不足は無いよ。ただ、何となくアンニュイなだけだよ。
ああ。思春期特有の症状ってやつね。
きっとそれだね。
不足(ふそく)の例文
- 健太くんならば、相手にとって不足はない。
- 健太くんは、経験の不足を努力で補いました。
- 我が社は、慢性的な技術者不足で悩んでいます。
- 全国的な雨不足で、農作物への影響が懸念されています。
- 資金不足で研究を続けることができなくなった。
「役不足」とは?
「不足」を用いた表現の一つに「役不足(やくぶそく)」があります。
「役不足」は、
①俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。
②力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。
という意味です。
誤って、力不足の意に用いることがあるので注意しましょう。
【例文】
- 彼の有能さを考えると、この仕事は、彼には役不足なのではないだろうか。
- 彼が課長補佐では役不足の感がある。
- こんな簡単な仕事は、彼には役不足で失礼だ。