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「払底」の意味と使い方や例文!「在庫払底」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
払底

【読み方】
ふってい

【意味】
すっかりなくなること。乏しくなること。また、そのさま。

【語源・由来】
入れ物の底を払う意から。

【類義語】
逼迫

【対義語】
豊富、充足

払底(ふってい)の使い方

健太
近頃は、借家払底なんだって。
ともこ
賃貸が人気なの?
健太
先行きが不透明な世の中で、持たない主義の人が増えたんだろうね。
ともこ
何だかこの国の未来に希望がないようでいやね。

払底(ふってい)の例文

  1. かつて日本では、多くの金が産出されたが、現在ではほとんど払底した。
  2. 車の燃料が払底しつつあるのに、ガソリンスタンドが全くない。
  3. この会社では人材流出が止まらず、人材払底が常になっている。
  4. 原材料の備蓄が払底しつつあるため、工場を停止するほかない。
  5. つまりは人が払底なためだったのでしょう。私のようなものでも高等学校と、高等師範からほとんど同時に口がかかりました。(夏目漱石、私の個人主義)

「在庫払底」とは?

払底」を用いた表現の一つに「在庫払底(ざいこふってい)」があります。

在庫払底」とは、店頭だけでなく倉庫などにある商品がすっかり無くなることをいいます。

【例文】

  1. トイレットペーパーが買い占められているというデマが拡散し、各店在庫払底の危機です。
  2. 在庫払底中ですが、再入荷の可能性があります。
  3. 人気に火が付き、現在、在庫払底です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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