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「不純」の意味と使い方や例文!「不純な動機」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
不純

【読み方】
ふじゅん

【意味】
純粋・純真でないこと。まじりけのあること。また、そのさま。

【語源・由来】
「不」は「よくない。悪い。」
「純」は「まじりけがない。」

【類義語】
不潔、不浄

【対義語】
純真

不純(ふじゅん)の使い方

健太
このペットボトルは何?
ともこ
水の不純物を取り除く装置よ。
健太
ペットボトルの中にいろんなものが入っているようだけど、これが取り除いてくれるの?
ともこ
そうなの。不純物をきれいに取り除いてくれるのよ。災害の時に役に立つのよ。

不純(ふじゅん)の例文

  1. 安い銀製品には不純物が多い。
  2. ともこちゃんと一緒にいたいという不純な動機から卓球部に入った。
  3. 医者をめざしたのは、お医者さんになればもうかるという不純な動機だった。
  4. あの店は、不純な灯油を販売して儲けているそうだ。
  5. 不純な考えを持ったまま神前に立つことは許されない。

「不純な動機」とは?

不純」はよく、「不純な動機(ふじゅんなどうき)」という表現で使われます。

不純な動機」の「動機」とは、
①人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因。
②心理学で、人間や動物に行動を引き起こし、その行動に持続性を与える内的原因。
③倫理学で、行為をなすべく意志する際、その意志を規定する根拠。義務・欲望・衝動など。

という意味です。

不純な動機」とは、「不道徳な動機」という意味で、行動を起こす際の直接の原因が不道徳であることをいう語です。

【例文】

  1. 女の子にもてたいという不純な動機でミュージシャンを目指している。
  2. お金目当てでともこちゃんにお近づきになりたいなんて不純な動機だ。