頑強の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
頑強
【読み方】
がんきょう
【意味】
①頑固で屈せず強いこと。てごわいこと。
②がっしりとして丈夫なさま。
2つめは「体がガッチリしてて、壊れにくい」って意味やな。何があってもビクともせず、ガンガン突き進むって感じやね。両方とも、「しっかり者」ってイメージがあるわ。
【語源・由来】
「頑」は「いたって丈夫なこと。」
「強」は「力や勢いがある。固く丈夫だ。つよい。」
【類義語】
意固地、石頭、頑固、剛毅、精強
【対義語】
従順、素直、ひ弱
頑強(がんきょう)の解説
「頑強」という言葉は、強い意志や考えをしっかりと持っていて、他の人や外からの影響に簡単には揺らがない、しっかりした様子を表す言葉なんだよ。
これは、自分の考えや信念を強く持っていて、それを変えようとする人や事には簡単には動かされないことを言っているんだ。例えば、みんなが反対する中で、自分だけが信じていることを守り続ける姿勢は「頑強」だと言える。「頑強に自説を曲げない」って言うときは、それはその人が自分の意見をしっかりと守っている、ということを表しているんだよ。
また、「頑強」にはもう一つ意味があって、これは、物理的に強くて丈夫な様子を示す言葉として使うこともあるんだ。たとえば、とても強い風や雨にも耐えられる建物や、スポーツ選手のように筋肉がしっかりしていて疲れを知らない体を持っている人のことを指すことができるんだ。「頑強一点張りの肉体を笠に着て」〈漱石・それから〉って言うのは、その人の体がとても頑丈で強い、ってことを表現しているんだね。
そして、この「頑強」という言葉から派生して、「がんきょうさ」という名詞もあるんだ。具体的には「頑強であること」や「頑強な度合い」を示す言葉として使われることが多い。たとえば、ある人が意見を変えない度合いや、ある物の丈夫さ、強度などを指す時にこの言葉を使うことができるよ。
だから、「頑強」という言葉は、心の強さや、物や体の丈夫さを示す時に使う言葉として覚えておくといいね。
頑強(がんきょう)の使い方
頑強(がんきょう)の例文
- コンクリートや水中に落としても平気な頑強な携帯電話です。
- ロシア軍は、ウクライナ軍の頑強な抵抗にあった。
- ともこちゃんは、頑強に自説を主張し続けた。
- このイスは頑強な造りだから、力士が座っても大丈夫だろう。
- 水泳を習い始めてから体が頑強になった。
頑強の文学作品などの用例
「頑強」と「健康」との違いを解説
「頑強」に似ている語に「健康(けんこう)」があります。
「健康」は、「身体に悪いところがなく心身が健やかなこと。達者。丈夫。壮健。また、病気の有無に関する体の状態。」という意意味です。
「頑強」も「健康」も、身体が丈夫なことを表します。
しかし「頑強」は、「健康」よりも、さらに丈夫でがっしりとしている意味で使います。
さらに、自己の信念を貫く態度にも用いられる点が「健康」と違います。
一方で、「健康」は、体が異常なく、病気や不調がない状態や、精神的にもバランスが取れていることを示しているんだ。
一方の「健康」は、体も心も元気で、病気やトラブルがないこと。つまり、毎日元気に動き回れるってことやな。体調も良好、気分も上々!ってなもんか。どちらも「強い」けど、どこが強いかが違うんやな。
第二に、物理的にとても丈夫で強いという意味があるんだ。