贋作の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
贋作
【読み方】
がんさく
【意味】
にせものを作ること。また、その作品。
つまり、外見は本物に似てるけど、中身は違うってことやんな。そういう偽物の作品とかいうことやな。
【語源・由来】
「贋」は「にせものを作ること。また、その作品。」
「作」は「こしらえた物。作品。」
【類義語】
模造、偽造、偽作、贋造、代作
贋作(がんさく)の解説
「贋作」という言葉は、実際には本物じゃないけれど、本物と見間違うほどに似せて作られた作品や物のことを言うんだ。
例えば、大きな美術館やオークションでは、有名な画家の作品はとても高い価格で売られることが多いよね。そんな時、お金を稼ぎたいと思う人が、その有名な絵を真似て描いて、それを「これは有名な画家の絵だよ」と偽って売ろうとすることがあるんだ。そういう真似をした作品を「贋作」と呼ぶんだ。
「有名画家の作品を贋作する」っていうのは、ある人が有名な画家の絵を見て、それと同じような絵を描くことを意味しているよ。
だから、「贋作」という言葉は、本物じゃないけど、本物そっくりに作られたものや、真似た作品を表しているんだね。
贋作(がんさく)の使い方
贋作(がんさく)の例文
- これはモネの贋作ですね。
- ルノアールの贋作は多い。
- 真作だと信じて買ったのに贋作だった。
- 贋作をつかまされた。
- 贋作が出回るほど、健太くんの絵は人気がある。
「贋作」と「偽物」「レプリカ」との違いを解説
「贋作」に似ている語に「偽物(にせもの)」「レプリカ」があります。
「贋作」と「偽物」の違いは?
「偽物」は、「本物に似せてつくったもの。まがい物。」という意味です。
「贋作」も「偽物」も、「本物、真作のように見せて作ること。また、そのように作った物。」という意味でほぼ同義語として使われます。
しかし「贋作」は、一般的に芸術作品に対して使われることが多く、「偽物」は、ブランドバッグなど芸術作品以外でも幅広く使われます。
逆に、「偽物」は一般的にどんなものでも、本物に似せて作られた偽のものを意味するんだ。
一方、「偽物」はもっと広い意味やな。ブランドのバッグや時計なんかもこれに入るわけや。ちょっと似てるけど、使う場面や意味が微妙にちゃうんやな。
「贋作」と「レプリカ」の違いは?
「レプリカ」は、
①美術品などの模写・複製。
②スポーツ競技などで、優勝杯を返還したあと、優勝の記念として与えられる複製の杯。
という意味です。
「贋作」は、「本物、真作のように見せて作ること。また、そのように作った物。」をいい、真作と偽って「レプリカ」をつくる違法行為をいいます。
対して、「レプリカ」は、偉大な画家の技法を学ぶために模倣する、真作と偽って模倣するという二つの意味がある点が「贋作」と違います。
一方「レプリカ」は、オリジナルを再現する目的で作られた模写や複製を指す。例として、美術品の模写や、スポーツの優勝杯などの記念品としての複製品があるんだ。
対して、「レプリカ」は、元のものに敬意を払って、同じように再現しとるだけやな。ホンモノと同じものを欲しい人や、記念として持っておきたい人のために作られてる。ちょっと似てるけど、目的や意味が全然ちゃうんやな。