「激甚」の意味と使い方や例文！「激甚災害」とは？（類義語・対義語）

激甚の読み方・意味とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
激甚

【読み方】
げきじん

【意味】
きわめてはげしいこと。はなはだしいこと。また、そのさま。

「激甚」という言葉は、とても激しいこと、あるいは非常にひどい状況を表しているんだよ。

例えば、大きな災害や、とても厳しい状況を「激甚」と言うんだ。

へぇ、そういうことやったんか。つまり、「激甚」ってのは、ものすごくひどいとか、激しいことを言うんやな。

大雨がめっちゃ降ったり、すごく大変なことが起こったりするのを「激甚」っていうんやね。すごくわかりやすいな。

【語源・由来】
「激」は「勢いが強い。はげしい。」
「甚」は「はなはだ。はなはだしい。いたく。度をこえている。」

【類義語】
激烈、凄烈、凄絶、猛烈、猛然

【対義語】
多少

激甚（げきじん）の解説

カンタン！解説

「激甚」という言葉はね、すごく激しいことや、とてもひどいことを表しているんだよ。

例えば、「激甚な競争」という言葉は、ただの競争じゃなく、参加者全員が非常に激しくて厳しい状況で戦っていることを意味しているんだ。これは、普通の競争よりもはるかに激しい努力が必要で、勝つためには本当に大変なことをしなければならないような状況を表しているんだよ。

また、「激甚被害状況」とは、非常に大きな被害が発生した状況を言うんだ。例えば、大きな災害が起こって、たくさんの家が壊れたり、多くの人が困っているような時に使われる言葉だよ。これは普通の被害とは比べ物にならないほど深刻で、多くの人の生活に大きな影響を与えるような状態を指しているんだ。

ちなみに、「激甚」という言葉は、「劇甚」とも書くんだよ。どちらも、とても激しいことや、非常にひどいことを意味しているんだ。さらに、「激甚」という言葉から派生した「げきじんさ」という名詞は、何かが普通よりもはるかに激しい、または非常にひどいという性質や状態を指しているんだ。

だから、「激甚」という言葉は、何かがとても激しい、またはひどい状態を表しているんだね。

激甚（げきじん）の使い方

この前の大雨で被害が出たよね。

被害が大きかったから、激甚災害に指定されたそうよ。

国が財政支援をしてくれるんだね。

復興までの道のりは遠いけれども、国の援助が得られるのはありがたいわよね。

激甚（げきじん）の例文

1. 新型爆弾で、敵に激甚な打撃を与えた。
2. 即ち種族との競争の激甚となるに従って、戦士たる男子は時代の優者である。（与謝野晶子、私の貞操観）
3. ところが、戦国に生れた人間はそのようにはゆかない。彼らは生れるとすぐ、激甚な生活環境のなかにたたき込まれる。（司馬遼太郎、国盗り物語）
4. これ程激甚な不幸は、またとこの世にあるべきでない。（石川啄木、雲は天才である）
5. 震源が浅かったため、震源周辺に激甚な被害をもたらした。

激甚の文学作品などの用例

1. ･･･や、有毒なる空気や、激甚なる寒暑や、さては精神過多等の不自然な原･･･ 幸徳秋水「死刑の前」

2. ･･･や、有毒なる空気や、激甚なる寒暑や、扨は精神過多等の不自然な･･･ 幸徳秋水「死生」

3. ･･･頻繁にわが国のように劇甚な災禍を及ぼすことははなはだまれであると･･･ 寺田寅彦「天災と国防」

「激甚災害」とは？

「激甚」を用いた表現の一つに「激甚災害（げきじんさいがい）」があります。

「激甚災害」とは、はなはだしい被害をもたらす災害をいいます。

「激甚災害」という言葉は、とてもひどい被害をもたらす災害のことを指しているんだよ。

この用語は、もともと「災害対策基本法」という法律で使われているんだ。災害がこの「激甚災害」に指定されると、被災地に対しての国の支援がより大きくなるんだよ。

なるほどな～、「激甚災害」っていうのは、めちゃくちゃひどい被害を出す災害のことか。大雨や地震で家がたくさん壊れたり、人がたくさんけがをしたりするような大変な災害のことやな。

そんで、この言葉が使われると、政府がもっとたくさんの助けを出すってことやね。大変なときには、みんなで助け合うんやね。

【例文】

1. 市を壊滅させるような激甚災害が起きた。
2. 日本に上陸した台風は、記録的な暴風や竜巻をもたらし激甚災害に指定された。