撃退の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
撃退
【読み方】
げきたい
【意味】
敵などをうち退けること。
これって、難しい状況に直面しても、逃げ出さずにしっかり対処して、事態を乗り越えるっていう強さのあらわれやね。
【語源・由来】
「撃」は「敵をせめる。」
「退」は「しりぞける。遠ざける。追いはらう。」
【類義語】
打倒、攘夷、掃討
【対義語】
突破
撃退(げきたい)の解説
「撃退」という言葉はね、敵や困ったことを強く退ける、つまり、うまく追い払うことを意味しているんだよ。
例えばね、「押売りを撃退する」っていう時は、家に来た押売りっていう、欲しくないものを売りつけようとする人を、上手に断って、家の中に入れないようにすることを表しているんだ。押売りは困るから、そんな人をうまく追い返すんだよ。
また、「敵の大軍を撃退する」というのはね、たくさんの敵の兵士たち、つまり「大軍」が自分たちのところに攻めて来た時に、それを強く防いで、うまく追い返すことを意味しているんだ。
だから、「撃退」という言葉は、何か困ったことや敵が来た時に、それを強く押し返して、問題を解決することを意味しているんだね。
撃退(げきたい)の使い方
撃退(げきたい)の例文
- 気付くのが早かったので、襲撃を撃退することができた。
- 眠気を撃退するためにカフェインを摂取する。
- スペインの無敵艦隊は、イギリス軍に撃退された。
- 薬品を使わない安全な方法で蚊を撃退したい。
- この運動は、お腹周りのぜい肉を撃退してくれます。
- 催涙スプレーで痴漢を撃退した。
撃退の文学作品などの用例
「撃退」と「撃墜」「掃討」との違いを解説
「撃退」に似ている語に「撃墜(げきつい)」「掃討(そうとう)」があります。
「撃退」と「撃墜」の違いは?
「撃墜」は、飛行機を撃ち落とすことをいいます。
「撃退」も「撃墜」も、攻撃するという意味があります。
しかし「撃退」は、攻めてくるものや押しよせてくるものを攻撃して退けることをいいます。
対して「撃墜」は、飛行機を撃ち落とすことを言い表す語です。
一方で、「撃墜」というのは、空飛ぶもの、特に飛行機を攻撃して落とすことを言うんだ。空の戦いで、敵の飛行機を攻撃して墜落させることが「撃墜」なんだよ。
一方で、「撃墜」は、空飛ぶもの、たとえば飛行機をパーンと落とすことやな。映画でよく見る戦闘機が空中で戦ってるシーンとか、まさにそれやろ。つまり、どっちも敵をなんとかするけど、「どうやって対処するか」が違うんやな。
「撃退」と「掃討」の違いは?
「掃討」は、「敵などをすっかり払い除くこと。討ちほろぼすこと。」という意味です。
「撃退」も「掃討」も、敵などを追い払うことをいいます。
しかし「撃退」は、攻めてくるものや押しよせてくるものを攻撃して退けることをいいます。
対して「掃討」は、文章語として使われることが多く、好ましくないものをすっかり追い払うことをいいます。
一方で、「掃討」はもっと徹底的で、敵を完全に討ち滅ぼし、根絶やしにすることを指すんだ。敵をただ追い払うのではなく、もう戻ってこられないようにすることが「掃討」なんだよ。
でも、「掃討」はもっと徹底的や。敵を根こそぎやっつけて、もう二度と来れんようにするってことやな。まるで掃除機でホコリを吸い取るみたいに、敵を根こそぎ片付けるってことやな。二つとも敵と戦うことやけど、やり方がえらい違うんやな。
つまり、不都合なものが現れた時に、それを断固として排除する行動を指すんだよ。