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「豪気」の意味と使い方や例文!「剛気」との違いは?(類義語)

豪気の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
豪気

「剛気」とも書く。

【読み方】
ごうき

「ごうぎ」とも読む。

【意味】
①強く勇ましい気性。大胆で、細かいことにこだわらないこと。また、そのさま。
②(「ごうぎ」と読む場合)威勢のよいさま。すばらしくりっぱなさま。

二字熟語の博士
「豪気」という言葉には、二つの意味があるんだ。まず一つ目の意味では、強くて勇ましい性格を指し、何事にも大胆に挑む、細かなことに拘らない様子を表しているんだよ。

そして、二つ目の意味は「ごうぎ」と読む時に使われ、威勢の良さや、見事で立派な様子を言い表しているんだ。

助手ねこ
ああ、なるほどなぁ。つまり最初の意味は、ガッツがあって、どっしりと構えてるような強さのことやな。小さなことには動じへん、そんな大きな心を持ってるってわけや。

もう一つは、「ごうぎ」って読むときの意味なんやな。これは、バリバリと活躍してて、見てるこっちもテンション上がるようなカッコいい感じってわけやね。どっちの意味も、なんか力強さがあってかっこいいなぁ!

【語源・由来】
「豪」は「すぐれて力強い。勢いが盛ん。」
「気」は「心のはたらき。意識。性質。」

【類義語】
強気、大胆、豪快、男気

豪気(ごうき)の解説

カンタン!解説
解説

「豪気」という言葉はね、大きく分けて二つの意味があるんだよ。

最初の意味は、「強くて勇ましい性格」や「大胆で、小さなことにはこだわらないさま」を表しているんだ。これは、困難な状況でもひるまずに立ち向かうような強い心を持っていることや、物事に対して大らかで、細かいことに拘らない様子のことを言うんだよ。例えば、「うわべだけ豪気を装う」っていうのは、外見だけは勇敢そうに見せているけど、本当はそうじゃないっていう意味。また、「豪気な気風」っていうのは、その人の性格がとても勇ましくて、立派な感じを表しているんだ。

二つ目の意味は、「威勢が良くて立派なさま」を指すんだ。これは「ごうぎ」と読む場合の意味で、人や行動が迫力があって、見る人を感動させるようなすごく素晴らしい状態のことを言うよ。例えば、「豪気な気風」という言葉は、そういう迫力や立派さが感じられる性質や雰囲気を持っていることを示しているんだ。

そして、「豪気」から派生した言葉「ごうきさ」とは、これらの「豪気」の特徴を持っている状態や程度を表す名詞だよ。つまり、人や物事がどれだけ「豪気」であるか、その度合いや性質を示す言葉なんだ。

だから、「豪気」という言葉は、勇敢で思い切りがいい性格や、細かいことにこだわらない様子を指し、「ごうぎ」と読む際には、行動などに迫力があって立派だったりすることを表現するのに使う言葉なんだね。

豪気(ごうき)の使い方

健太
吉田松陰は、黒船で密航しようとしたんだから豪気だよね。
ともこ
失敗したのよね。
健太
二十一回猛士と自称して、二十一回無茶をすることを宣言していたそうだよ。
ともこ
豪気な人の家族が一番大変よね。

豪気(ごうき)の例文

例文
  1. よほど豪気な人じゃないと、そんな真似は無理だ。
  2. ともこちゃんは、豪気な精神の持ち主だ。
  3. 健太くんは、武士のように豪気な人だった。
  4. 豪気そうに見えて、内心、相当応えているはずだ。
  5. 健太くんは、向こう見ずで豪気だ。

豪気の文学作品などの用例

  1. ・・・「そいつは豪気だ。――少し余分に貰いたい、ここで煮るように……い・・・ 泉鏡花眉かくしの霊

  2. ・・・ころに一箸つけて、「豪気豪気。」と賞翫した。「もういいからお前も・・・ 幸田露伴太郎坊

  3. ・・・孔雀明王などのような豪気なものを祈って修法成就したら神変奇特も出・・・ 幸田露伴魔法修行者

「豪気」と「剛気」の違いを解説

豪気」は、「剛気」とも書きます。

剛気」の「」は、気性や意志が強いという意味です。

なので、強く勇ましい気性をいう「豪気」と同じ意味で使います。

しかし「豪気」と書く場合、「ごうぎ」と読むこともあり、「すばらしいさま。甚だしくよいこと。」という意味で使われる点が違います。

二字熟語の博士
「豪気」と「剛気」この2つの言葉はね、基本的に同じ意味を持つ言葉なんだ。どちらも強くて勇敢な気性や、細かいことにこだわらない様子を表しているよ。

しかし、「豪気」という言葉は「ごうぎ」と読む場合もあって、その場合はちょっと意味が広がって、「素晴らしい様」や「甚だしく良いこと」という意味でも使われるんだよ。つまり、「豪気」は単に強い気性を表すだけでなく、何かを褒め称える時にも使われる言葉なんだ。これが「剛気」との微妙な違いだね。

助手ねこ
ああ、そういうことか!つまり、どっちも根本の意味は「めっちゃ勇ましい」ってことやけど、「ごうぎ」と言う時は、ちょっとおめでたい感じや立派な感じをプラスで表現できるってわけやな。

ただ強いだけじゃなくて、その強さがカッコよくて、見ていてワクワクするような、そんなニュアンスが「ごうぎ」と読む時にはあるってことか。なるほどなぁ、日本語って奥が深いわ〜。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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