【二字熟語】
辟易
【読み方】
へきえき
【意味】
①驚き怖れて立ち退くこと。
②勢いに押されてしりごみすること。たじろぐこと。
③閉口すること。
【語源・由来】
避けて所を変える意から。
「辟」は「避ける。」
「易」は「変える。」
【類義語】
閉口、降参
辟易(へきえき)の使い方
昨日の雷はすごかったね。
雷が嫌いというわけではないけれども、昨日の雷は辟易させられたわ。
長いこと雷鳴がとどろいていたよね。
最近、大気が不安定よね。
辟易(へきえき)の例文
- すごい剣幕に辟易する。
- くどい説教に辟易する。
- 彼のお決まりの長広舌に辟易する。
- ともこちゃんの自慢話に辟易した。
- 彼女の愚痴には辟易している。
「辟易」と「閉口」の違いは?
「辟易」に似た言葉に「閉口(へいこう)」があります。
「閉口」は
①口を閉じてものを言わないこと。
②言い負かされたり圧倒されたりして返答につまること。屈服すること。
③相手の出方やその時の状況などのために、手の打ちようもなく困らされること。どうにも参ること。
という意味です。
「辟易」と「閉口」は、どちらも「うんざりする」という意味ですが、違いは
「辟易」・・・しりごみすること。たじろぐこと。
「閉口」・・・何も言いたくないほどうんざりすること。
という点です。
「辟易」には「閉口」にない「しりごみする、たじろぐ」という意味があり異なります。辞書で「辟易」を調べると「閉口する」と出てくることから、「うんざりする」という意味ではどちらを使っても大丈夫です。