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「卑下」の意味と使い方や例文!「卑下する」の誤用に注意?(類義語・対義語)

【二字熟語】
卑下

【読み方】
ひげ

【意味】
①自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。
②いやしめて見下すこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「卑」は「低い位に置く。いやしめる。また、へりくだる。」
「下」は「へりくだる。」

【類義語】
へりくだる、謙遜

【対義語】
生意気、自慢、自信、誇示、自負、尊大

卑下(ひげ)の使い方

健太
僕なんて虫けら以下の存在なんだよ。
ともこ
そんなに自分を卑下しなくても。
健太
自己肯定感ってどうやったらうまれるのかな。
ともこ
成功体験をたくさん作る事ね。

卑下(ひげ)の例文

  1. 自分の職業を卑下する。
  2. そんなに卑下する必要はない。
  3. 健太くんは、自分は田舎者だと卑下していた。
  4. ともこちゃんは家庭環境の複雑さから、自分の生まれを卑下していた。
  5. 健太くんは卑下した態度をとる。

「卑下する」の誤用に注意?

卑下」は、「卑下する」というように動詞の形で使われます。

この時注意すべき点は、「卑下する」は自分に対して使う語であるという点です。

「相手を卑下する」「他人を卑下する」という使い方はしません。

また、厳密に言うと「卑下」に「自分を」という意味が含まれるため、「自己を卑下する」という言い方は意味の重複となり誤用となりますが、許容している辞書もあります。

さらに、「卑下」は「健太くんが卑下していた。」という使い方では、「いやしめて見下すこと。また、そのさま。」という意味になり、「自分を」という意味が含まれなくなるため、相手が自分を卑下していることを表すことができます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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