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「必定」の意味と使い方や例文!「必然」「必至」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
必定

【読み方】
ひつじょう

【意味】
①かならずそうなると決まっていること。必至。
②たしかに。きっと。かならず。

【語源・由来】
「必」は「きっとそうなること。間違いなく。」
「定」は「きっと。さだめて。」

【類義語】
必至、決定、予定、既定、確定

【対義語】
未定

必定(ひつじょう)の使い方

健太
人間が死ぬことは必定だよね。
ともこ
どんなお金持ちでも避けられないわね。
健太
必定だとわかっていても悲しいね。
ともこ
死んだらどうなるか誰にも分からないから悲しいだけで、死んだらまた会えるかもしれないし、生きている頃より幸せかもしれないわよ。

必定(ひつじょう)の例文

  1. 味方の敗北は必定だ。
  2. ともこちゃんの怒りが爆発するのは必定だ。
  3. 驚きの世界が広がること必定の感動作といえます。
  4. そんなことをいったら、批判されるのは必定だ。
  5. 疑惑の目を向けられることは必定だ。

「必定」と「必然」「必至」との違いは?

必定」に似ている語に「必然(ひつぜん)」「必至(ひっし)」があります。

「必定」と「必然」の違いは?

必然」は、「必ずそうなること。それよりほかになりようのないこと。また、そのさま。」

という意味です。

必定」も「必然」も、必ずそのようになることをいいます。

しかし「必然」は、理論的にそうなることをいいます。

対して「必定」は、避けることができず、必ずそうなると予測されることに対して使われる点が違います。

「必定」と「必至」の違いは?

必至」は、
①必ずその事がやってくること。そうなるのは避けられないこと。また、そのさま。
②将棋で、次に必ず王将が詰む、受ける方法がない状態。また、その差し手。

という意味です。

必定」も「必至」も、かならずそうなると決まっていることという意味は同じです。

しかし「必至」には、「将棋で、次に必ず王将が詰む、受ける方法がない状態。また、その差し手。」という意味がある点が「必定」とは違います。