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「思惟」の意味と使い方や例文!「思考」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
思惟

【読み方】
しい

【意味】
①考えること。思考。
②哲学で、感覚・知覚と異なる知的精神作用。
③仏語。対象を心に浮かべてよく考えること。また、浄土の荘厳 (しょうごん) を明らかに見ること。

【語源・由来】
「思」は「こまごまと考える。おもいめぐらす。おもう。おもい。」
「惟」は「おもう。よく考える。」

【類義語】
思考

思惟(しい)の使い方

健太
科学的思惟ってそんなに大事かな。
ともこ
現代社会では大事な事ね。
健太
科学的思惟に頼りすぎて、直感力を失っていないかな。
ともこ
世の中的には科学的思惟が大事だけど、私個人としては、直感も無視できない大事なことだと思うわ。

思惟(しい)の例文

  1. 神は我々の思惟の中に存在します。
  2. 健太くんは、驚きのあまり思惟が停止してしまっているようです。
  3. 前向きな思惟が、明るい未来を呼び寄せます。
  4. 健太くんの思惟は、私には理解できない。
  5. 思惟の立場においては、表現的に世界を一つの現在として把握すると西田先生はおっしゃている。

「思惟」と「思考」の違いは?

思惟」に似ている語に「思考(しこう)」があります。

思考」は、
①考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。
②哲学で、広義には、人間の知的精神作用の総称。狭義には、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する知性の働きをいう。
③心理学で、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する心の働きや機能をいう。

という意味です。

思惟」も「思考」も、考えることをいいます。

しかし「思考」の方が、日常会話で使われることが多いです。

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