【二字熟語】
本丸
【読み方】
ほんまる
【意味】
①日本の城郭で、中心をなす一区画。城主の居所で、多く中央に天守(天守閣)を築き、周囲に堀を設ける。
②(比喩的に)物事の中心。最重要箇所。
【語源・由来】
「本」は「中心となる部分。主となる。」
「丸」は「まる。」
【類義語】
最重要箇所
【対義語】
二の丸
本丸(ほんまる)の使い方
銀行の収益の本丸は融資なのに、何で貸し渋りが起こるのかな。
銀行としての社会的な使命を忘れたあきれた行為よね。
ニュースを見ていると、銀行は自分が一番大事なんだなってつくづく思うよ。
新しいチャレンジにどーんと融資して、この日本を盛り上げてほしいわよね。
本丸(ほんまる)の例文
- 人件費削減が、会社のリストラの本丸です。
- アメリカのハリウッドは、エンタメの本丸と言える。
- 今回のテーマの本丸についてお話しします。
- 郵政民営化が、規制緩和の本丸だ。
- 今回の選挙でも、維新が本丸大阪で盤石の強さを発揮した。
「本丸を攻める」とは?
「本丸」を用いた表現の一つに「本丸を攻める(ほんまるをせめる)」があります。
「本丸を攻める」の「攻める」とは、「戦争・試合などで、こちらから進んで戦いをしかける。攻撃する。」という意味です。
「本丸を攻める」とは、城の中心部で、天守閣があり、戦時には城主がいる所を攻撃するという意味です。
現代では、物事の中心や最重要箇所を攻撃する、物事の核心を突くという意味で使われます。
【例文】
- 見て見ぬふりをせずに、我が社が抱える問題の本丸を攻める。
- 本丸を攻めるには、まず外堀から埋めることが大事です。