【二字熟語】
奔流
【読み方】
ほんりゅう
【意味】
勢いの激しい流れ。
【語源・由来】
「奔」は「勢いがよい。」
「流」は「水がながれる。水のながれ。また、水のようにながれるもの。」
【類義語】
急流、激流、濁流
【対義語】
緩流
奔流(ほんりゅう)の使い方
江戸末期から明治初期の歴史の奔流の真っただ中にあった人たちは大変だっただろうね。
まず、暦が太陰暦から太陽暦に代わって大慌てよね。
季節もずれるもんね。
現代だったらあり得ないくらい乱暴な改革だったわよね。
奔流(ほんりゅう)の例文
- 彼は時代の奔流に巻き込まれていった。
- 何軒かの家は、奔流に流されてしまったようだ。
- 満々たる奔流の勢いに、舟を進めるのが危ういほどだ。
- 伝統的な価値観や精神文化が、開発と消費文化の奔流にのまれていった。
- 彼の相場熱は奔流のようになって、ついに会社の金を無断で持ち出した。
「奔流」と「激流」の違いは?
「奔流」に似ている語に「激流(げきりゅう)」があります。
「激流」とは、「勢いのはげしい流れ。はげしく変化する物事のたとえにもいう。」という意味です。
「奔流」も「激流」も、川などの急な流れのことをいいます。
しかし「奔流」は、荒れ狂ったように速く急に流れることを表す言葉です。
対して「激流」は、非常に激しく速い勢いで流れることをいいます。