【二字熟語】
放言
【読み方】
ほうげん
【意味】
他への影響などを考えずに、思ったままを口に出すこと。無責任な発言。
【語源・由来】
「放」は「思うままにする。ほうっておく。」
「言」は「いう。」
【類義語】
暴言、失言
放言(ほうげん)の使い方
政治家の放言が問題になっているね。
私たち学生の放言とはわけが違うわよね。決して許されるものではないわ。
政治家は発言の一つ一つに責任を持つべきだよね。
政治家は選挙で選ばれた国民の代表だから、彼らの発言は国民の総意だと、海外の人たちに勘違いされてしまうわ。
放言(ほうげん)の例文
- 彼は、その放言に対して遺憾の意を表した。
- 財務大臣の放言が株価の暴落を招きました。
- 健太くんには放言癖があるので気を付けた方がよい。
- 放言が多い彼は、まともな死に方はできないだろう。
- おん身らは自己を表現するに忠ならざるより、安じて放言してゐる。(折口信夫、古語復活論)
「放言してはばからない」とは?
「放言」を用いた表現の一つに「放言してはばからない」があります。
「放言してはばからない」の「はばからない(憚らない)」は、「はばかる(憚る)」の否定形で、「差し障りをおぼえてためらう。気がねする。遠慮する。」という意味です。
「放言してはばからない」とは、ためらうことなく思ったまま口に出すという意味です。
【例文】
- 彼は、アイドル好きであることを放言してはばからない。
- 戦争で北方領土を取り戻せと放言してはばからない議員がいる。