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「放出」の意味と使い方や例文!「排出」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
放出

【読み方】
ほうしゅつ

【意味】
①吹き出すこと。また、あふれ出ること。
②蓄えていたものを外部に出すこと。持っているものを手放すこと。

【語源・由来】
「放」は「外に向けて出す。はなつ。」
「出」は「内から外へでる。だす。」

【類義語】
排出

【対義語】
備蓄、貯蔵、補強

放出(ほうしゅつ)の使い方

健太
大気へのフロンガスの放出が環境破壊の一因だってわかったんだよね。
ともこ
それ以来フロンガスの使用が削減されたわよね。
健太
でも環境破壊が止まらないね。
ともこ
環境破壊の一因は、まだまだあるからね。

放出(ほうしゅつ)の例文

  1. エネルギーを放出する。
  2. チームの選手を放出する。
  3. ラジエーターから熱を放出する。
  4. 冬物衣料放出セール会場へ行く。
  5. 汚染物質の空気中への放出を批判された。

「放出」と「排出」の違いは?

放出」に似ている語に「排出」があります。

排出」は
①内部にある不要の物を外へ押し出すこと。
②生物体が物質代謝の結果生じた不要または有害な物質を体外に排除すること。排泄 (はいせつ) 。
という意味です。

放出」も「排出」も、内側にたまっているものを外に出すことという意味です。

しかし、「放出」は、たまっているものを一気に外へむけて出すことや、蓄えているものを手放すことをいいますが、「排出」は、不要または有害なものを内から外へ出すことをいいます。

放出」には、不要なものという意味がない点が違います。