一理の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一理
【読み方】
いちり
【意味】
一つの道理。一応の理屈。
そうか、それはつまり、「一つの理由」または「一応の理屈」って意味やな。
全部が全部完全に正しいわけではないけど、一部分だけでも理解できる理由や道理がある、ってわけやな。
【類義語】
道理、理屈
【対義語】
一義
一理(いちり)の解説
カンタン!解説
「一理」っていう言葉は、一つの道理や一応の理屈を表すんだよ。
これは、何かがある程度理にかなっている、つまり一部分には正当な理由や根拠があるという意味になるんだ。
例えば、「先方の言い分にも一理ある」っていう文では、相手の言っていることにも一部分は納得できる、一部分には正しい理由や根拠があるという意味になるんだよ。
だから、「一理」っていう言葉は、何かに一定の理由や根拠があるときに使う表現なんだね。
一理(いちり)の使い方
ともこちゃんは、どの学校を目指すの?
あの有名私立校を目指すつもりよ。
目指す理由はあるの?
あそこの生徒は有名企業の御子息が多くて、社会に出た時にその繋がりが役に立つっていう先生のアドバイスに一理あるなって思ったの。
一理(いちり)の例文
- 健太くんの言うことにも一理あるな。
- 国民から寄せられた批判には一理ある。
- この校則は無駄だという生徒の言うことにも一理ある。
- 健太くんの言い分にも一理ある。
- 持ち家より賃貸派の人の意見は一理あるが、私は断然持ち家派だ。
一理の文学作品などの用例
「一理ある」とは?失礼になる?
「一理」を用いた表現の一つに「一理ある」があります。
「一理ある」とは、物事が大方道理にかなっていることをいいます。
「一理ある」という表現は、物事が大部分、道理に合っているという意味があるんだよ。
つまり、その主張や意見が完全には正しくないかもしれないけれど、ある程度は納得できる根拠や論理がある、ということを示しているんだ。
あー、そういうことか。つまり、「一理ある」って言うのは、「まあ、そこにはちょっとした根拠や理由があるな」ってことやな。
完全に正しいわけじゃないけど、それなりに納得できる部分はあるってことや。ちょっと理解できるところはあるって感じやな。
「一理ある」は、「君の話にも一理ある」というような表現で使われます。
この「一理ある」は、「君の話にも一理あるね」というように、なるほどという意味で使う場合と、「君の話にも一理あるかもしれないが」のように、間違いではないけれども、だがしかしというニュアンスで使う場合があります。
「一理ある」は、前者の場合ならば良いのですが、後者の場合は、間違いではないが正しいというわけでもないという意味なので、目上の人に対しては失礼にあたります。
「一理ある」は、二通りの捉え方が出来るので、どちらの意味なのか態度や表情でしっかり伝えるようにしましょう。
つまり、一部分が納得できる理由や道理があるということを指しているんだよ。