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「漏洩」の意味と使い方や例文!「流出」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
漏洩

「漏泄」とも書く。

【読み方】
ろうえい

「ろうせつ」の慣用読み。

【意味】
①水・光などが、もれること。また、もらすこと。
②秘密などが、もれること。また、もらすこと。

【語源・由来】
「漏」は「液体などがすきまからもれる。」
「洩」は「もる。もれる。もらす。」

【類義語】
流出

【対義語】
極秘、秘匿

漏洩(ろうえい)の使い方

ともこ
秘密が漏洩したのは、健太くんが犯人なんじゃないかと思っているんだけど。
健太
僕じゃないよ。
ともこ
証拠はあるのよ。情報漏洩の罪に問われるがいい。
健太
濡れ衣だよ。

漏洩(ろうえい)の例文

  1. 敵国に軍事機密が漏洩する。
  2. 顧客の個人情報が漏洩した。
  3. 情報が漏洩するのを防ぐ。
  4. 第三者に内容を漏洩することは罪になります。
  5. 捜査情報がマスコミに漏洩している。

「漏洩」と「流出」の違いは?

漏洩」に似ている語に「流出(りゅうしゅつ)」があります。

流出」は、
①流れて外へ出ること。
②内部のものが、外部に出て行ってしまうこと。

という意味です。

漏洩」も「流出」も、「情報漏洩」「情報流出」のように、情報が外部に出ることをいいます。

漏洩」は、「」も「」も、「もれる」という意味であることから、主に、外部に出てはいけないものがもれる、つまり、隠されていた秘密が外部に出るという意味で使われます。

しかし「流出」は、内部のものが外部に流れ出ることをいうため、「人口流出」「資本の国外流出」のように秘密に限らず幅広く使われる点が違います。

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