一様の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
一様
【読み方】
いちよう
【意味】
①同一のこと。同様。同じさま。
②平均的であるさま。並。通り一遍。
すべてが一緒の状態や、なんてことはない、普通のことを指すんやな。
【語源・由来】
「一」は「ひとまとまり。」
「様」は「さま。ありさま。かたち。」
【類義語】
一律
【対義語】
各種、種種、諸種、いろいろ、さまざま、多種、多彩
一様(いちよう)の解説
「一様」っていう言葉は、2つの主な意味があるよ。
1つ目の意味は、「全部同じようす」または「そのさま」を指すんだ。「皆一様に神妙にしている」という文では、すべての人が同じように静かで真剣に振る舞っている、という意味になるよ。
2つ目の意味は、「世間によくあること」または「ありふれていること」、つまり「普通」を指すんだ。「尋常一様な行動とは思えない」という文では、その行動が一般的または普通の行動とは思えない、つまり普通から外れている、という意味になるね。
だから、「一様」っていう言葉は、文脈によって「全て同じ」または「普通」のどちらの意味で使われることがあるんだよ。
一様(いちよう)の使い方
一様(いちよう)の例文
- 社長の御子息を特別扱いせず皆一様に扱うように。
- ともこちゃんは、尋常一様の人物ではない。
- 冬は一様に黒っぽい服装をしている。
- 今回の会議の評価は一様ではない。
- 箱の大きさが一様ではないので重ねにくい。
一様の文学作品などの用例
「一様」と「一応」の違いを解説
「一様」に似ている語に「一応(いちおう)」があります。
「一応」は
とりあえず。ひとまず。(例:一応こう決めておく。)
という意味です。
「一応」は、十分ではないがとりあえずOKという意味で使われ、「一様」は、全てが同じといっていいほど似通っていることや違いがなく通り一遍であるさまをいうので意味が違います。
一方、「一応」は、ひとまず、一度、あるいは念のためにという意味を持つんだ。何かを一度行う、または、完全ではないが概ねその通り、というような場合に使うんだよ。
それに対して、「一応」は「とりあえず」や「念のために」って感じやな。「一応確認しとこう」って言ったら、必ずしも必要じゃないけど、安心するために確認しようってことやで。一見似てるけど、意味は全然違うんやな。
そしてもう一つの意味は、どこにでもよくある、普通のこと、つまり「普通」を意味するんだ。