一揖の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一揖
【読み方】
いちゆう
【意味】
軽くおじぎをすること。
あー、なるほどな。それはつまり、「ちょっとおじぎをすること」って意味やな。
手を胸の前で合わせて、ほんのちょっと頭を下げるんやな。
【語源・由来】
「一」は「ほんのわずか。ちょっと。」
「揖」は「両手を胸の前で組み合わせて行う敬礼の意。」
【類義語】
一礼、お辞儀、会釈、敬礼
一揖(いちゆう)の解説
カンタン!解説
「一揖」っていう言葉は、軽くお辞儀をすること、つまり「一礼」することを指すんだよ。
「揖」は、両手を胸の前で組み合わせて敬意を表す行為を意味するんだ。だから、「一揖」はちょっとした敬意を示す動作、すなわち軽いお辞儀を表しているんだよ。
例えば、「合掌して、やがて笠を脱いで一揖したのであった」〈鏡花・草迷宮〉という文は、手を合わせて、その後に帽子を取って軽く頭を下げた、という行動を示しているんだね。これが「一揖」の具体的な使い方の一つだよ。
一揖(いちゆう)の使い方
あの人、僕に一揖したんだけど誰だっけ?
きっと知り合いなんでしょうね。
記憶にないよ。
記憶になくても、こちらも一揖しておけば間違いないんじゃないの?
一揖(いちゆう)の例文
- ともこちゃんは、一揖して立ち去った。
- 入り口で一揖してから職員室に入った。
- 視線が合うと、健太くんは一揖を返してきた。
- 僕に気が付いたともこちゃんは、一揖して近づいてきた。
- 客席に一揖してからピアノの前に座った。
一揖の文学作品などの用例
「一揖二礼二拍手一礼一揖」とは?
「一揖」を用いた表現の一つに「一揖二礼二拍手一礼一揖(いちゆうにれいにはくしゅいちれいいちゆう)」があります。
「一揖二礼二拍手一礼一揖」とは、神社での丁寧な作法をいいます。
「一揖二礼二拍手一礼一揖」は、一般的に知られている「二礼二拍手一礼」の作法の最初と最後に一回ずつ浅くおじぎをする丁寧な作法のことをいいます。
拍手は、自分が素手であり、何の下心もないことを神様に証明するための動作です。
「一揖二礼二拍手一礼一揖」は、神社でのお参りの作法を表しているんだよ。
それぞれの行動は、まず一度お辞儀をしてから、二度深く頭を下げて、その後二回手をたたき、再び一度頭を下げ、最後にもう一度お辞儀をする、という順番で行うんだ。
ああ、なるほどな。それは神社での作法やな。お参りのときには、一度おじぎしてから二度頭を下げて、その後に二回手をたたいて、また一回頭を下げ、最後にもう一回おじぎするんやな。
きちんと順番通りにすることが大事なんやな。これは、神様への敬意を示す大切なマナーやね。
これは「一礼」とも言われるんだ。