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「清祥」の意味と使い方や例文!「ご清祥」「ご健勝」「ご清栄」の違いは?(類義語)

【二字熟語】
清祥

【読み方】
せいしょう

【意味】
手紙文で、相手が元気でめでたく暮らしていることを祝っていう語。

【語源・由来】
「清」は「きよい。きよらか。」
「祥」は「さいわい。さち。めでたいこと。」

【類義語】
健勝、清栄、隆昌

清祥(せいしょう)の使い方

健太
ともこちゃん手紙を書いているの?
ともこ
先生に書いているの。
健太
なになに?時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
ともこ
人の手紙を勝手に読み上げないでよ。

清祥(せいしょう)の例文

  1. 貴下ますますご清祥の段、大慶に存じます。
  2. 清祥のことと拝察申し上げます。
  3. 盛夏の候、ますますご清祥のことと存じます。
  4. 皆様には、いよいよご清祥の御事と心よりお慶び申し上げます
  5. 益々ご清祥賀し上げます。

「ご清祥」と「ご健勝」「ご清栄」の違いは??

清祥」は主に「ご清祥」という形で「謹啓 時下益々ご清祥のこととおよろこび申し上げます。」というように手紙の最初のあいさつ文に使われます。

ご清祥」に似た言葉に「ご健勝」「ご清栄」があります。いずれも目上の人に対しての手紙で使われ、相手の健康や幸せを願う言葉です。

ご健勝」・・・(相手)の健康がすぐれてすこやかなこと。
(例:先生にはご健勝の御事とお慶び申し上げます。)

ご清栄」・・・きよく栄えること。手紙などで、相手の健康・繁栄などを祝っていう。
(例:拝啓ますますご清栄の段)

【三語の違い】

ご清祥」・・・めでたく健やかに暮らしていることを祝う
ご健勝」・・・健康を祝う
ご清栄」・・・繁栄を祝う

このように祝う対象が違いがあります。

ご清祥」と「ご健勝」は健康を祝うので企業に対しては使えません。「ご清栄」は繁栄を祝う言葉なので、個人、企業両方に使うことができます。間違えると大変失礼になるので注意して使いましょう。