意気の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
意気
【読み方】
いき
【意味】
①きだて。心ばえ。きまえ。心もち。気性。
②気力。気合。気概。いきごみ。
③意気地のあること。心意気。
あんまり一つの言葉に色んな意味があると、混乱するけど、これも日本語の豊かさやな。場面によって使い方が変わるんやろな、これは。
【語源・由来】
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」
「気」は「精神・感情の働き。」
【類義語】
士気
【対義語】
脱力
意気(いき)の解説
「意気」っていう言葉は、色々な意味があるんだよ。
まず一つ目は、「事をやりとげようとする積極的な気持ち」を表すんだ。「その意気で頑張れ」っていうときは、「その元気で、その前向きな気持ちで頑張ってほしい」って意味だよ。たとえば、友達がサッカーの試合で一生懸命戦っているのを見て、「その意気で頑張れ!」と応援したりするんだよね。
二つ目の意味は、「気だて」や「気性」、「気前」を表すんだ。「心のむさきを意気のわるきなど言ふ」〈色道大鏡・一〉という文は、「心の荒々しさを、性格の悪さと言う」っていう意味になるよ。人の性格や気質を指すときに使うんだ。
三つ目の意味は、「意地」や「いきじ」を表すんだ。「張り少くて意気も足りず、軽薄なれば」〈難波物語〉という文は、「プライドも足りなくて、気力も足りず、だから軽薄になってしまった」っていう意味だよ。自尊心やプライドを意味するときに使うこともあるんだよ。
だから、「意気」っていう言葉は、どう使うかによって色々な意味があるんだよね。だけど、大体は「気持ち」や「心の持ち方」を表すことが多いんだよ。
意気(いき)の使い方
意気(いき)の例文
- 先生にこってり絞られた健太くんは、意気消沈しています。
- 彼とは、趣味の話がきっかけで意気相投じた。
- みんなの応援のおかげで意気が揚がった。
- 酒が入ってるのもあってか、健太くんは意気天を衝かんばかりだ。
- ともこちゃんは、新社会人として意気に燃えている。
意気の文学作品などの用例
「意気に感じる」とは?
「意気」を用いた表現の一つに「意気に感じる」があります。
「意気に感じる」とは、人のやる気や熱意に触発されて、自分も何かをしようという気になることをいいます。
人の良いところを見て、自分もそんな風になりたいと思うんやな。これは、他人のやる気が自分にも影響を与えるってことやな。
【例文】
- 彼の活躍に意気を感じて投げ銭をした。
- 健太くんは頼りにされると、意気に感じてがんばるタイプです。
- 人生意気に感ず、功名誰かまた論ぜん(魏徴)
一つ目は、物事を成し遂げようとする前向きな気持ち、つまり、勢いや情熱を指すんだよ。二つ目は、人の性格や気質を表す言葉として使われることがある。そして三つ目は、「意地」つまり、強い意志や決心を指すんだ。