陰徳の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
陰徳
【読み方】
いんとく
【意味】
人に知られないようにひそかにする善行。隠れた、よい行い。
あー、なるほどな。「陰徳」って、誰にも見られへんところで、ひっそりと良いことをやるんやな。
目立たへんけど、ちゃんと良いことをしてるんや。みんなが見てるところで良いことするのが「陽徳」やなら、こっちはこっそりと良いことをやってるんやな。
【語源・由来】
「陰」は「人目につかない。人知れず。ひそか。ひそかに。」
「徳」は「身にそなわった品性。人としてねうちのある行い。」
【類義語】
善行、篤行、功徳、善根
【対義語】
陽徳
陰徳(いんとく)の解説
カンタン!解説
「陰徳」っていう言葉はね、他の人には知られないように、こっそりと行う善行、つまり良い行いを指すんだ。
たとえば、誰にも言わずにゴミを拾って捨てたり、お金を困っている人にこっそりと渡したりする行為を「陰徳を積む」と言うんだよ。
「陰徳」の対義語は「陽徳」で、これは人前で行う善行や良い行いのことを指すんだ。だから、「陰徳を積む」は、人に知られずに良い行いをする、つまり自分だけが知っている善行を行うという意味なんだよ。
だから、自分自身のために良いことをするのではなく、他の人のため、あるいは社会のために何かをするときに使う表現なんだね。
陰徳(いんとく)の使い方
健太くん。町内の掃除をしているの?偉いわね。
陰徳あれば陽報ありっていうからね。
下心があると、神様がどう判断するかは微妙なところね。
無心で善行を積まないと、良い報いは無いか。
陰徳(いんとく)の例文
- 陰徳を実行することに喜びを感じます。
- 健太くんの陰徳は世に知られていないが、本来なら賞賛されるべき事柄だと思います。
- 陰徳を積むことで、陽報があり、さらに人間力が高まる。
- 財布を無くし駅で困っている健太くんに、何も言わずにお金を貸してくれたサラリーマンがいたという陰徳で感心な話を聞いた。
- 黙って人に尽くすべきだ、陰徳ある者必ずその栄を享くというのだから。
「陰徳を施す」とは?
「隠匿」を用いた表現の一つに「陰徳を施す(ほどこす)」があります。
「陰徳を施す」とは、人に知られないように、ひそかに善行をするという意味です。
「陰徳を施す」は、他人に知られることなく、こっそりと良い行いをするという意味があるんだよ。
ああ、それはつまり、「誰にも気づかれへんように、こっそりと良いことをする」ってことやな。
目立つことなく、黙々と善行を積むんやな。やっぱり見返りを期待せずに、心から人のために良いことをするのが一番やな。
【例文】
- 毎朝誰よりも早く出勤して、オフィスを掃除するという陰徳を施している。
- 陰徳を施すことで、自分の魂が洗い流されればいい。
つまり、目立たず、静かに行われる良い行いを表す言葉なんだ。