異論の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
異論
【読み方】
いろん
【意味】
他と違った意見や議論。異議。
みんなと同じ考えや意見ばっかりじゃなくて、自分なりの視点や考えを持つことも大切やってことやな。これは、自分の考えをしっかり持つことの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「異」は「他と違っている。別の。ことなる。」
「論」は「筋を通した意見。見解。」
【類義語】
異議、異存
【対義語】
同意、通論
異論(いろん)の解説
「異論」っていう言葉は、他の人とは違う、特別な意見や考え方を持つことを指すんだよ。
たとえば、「異論を唱える」という文は、みんなが同じことを考えている中で、自分だけは違う考えや意見を持って、それを声に出して主張する、ということを表しているんだ。
それは「異議」っていう言葉とも関連があって、どちらも自分とは違う考えを持つことを意味するんだけど、異論は特にディスカッションや議論の中で、自分の考えが他の人とは違うと主張することを強調するんだよ。
だから、「異論」っていう言葉は、みんなとは違う意見や考えを持つこと、またそれを公に主張することを指しているんだよ。
異論(いろん)の使い方
異論(いろん)の例文
- 計画案に異論を唱える。
- 当方に異論はありません。
- 健太くんの見解に異論が出る。
- 異論のあろうはずがない。
- ともこちゃんのいうことに異論はない。
異論の文学作品などの用例
「異論」と「異議」「異存」の違いを解説
「異論」に似ている語に「異議(いぎ)」「異存(いぞん)」があります。
「異論」と「異議」の違いは?
「異議」は、
①一つの意見に対して、反対または不服であるという意見。異論。異義。
②法律用語。
㋐法律上の効果を生じさせないために、相手の行為に対して反対・不服の意思を表示すること。
㋑裁判所その他の国家機関の処分に対する不服の意思表示。
という意味です。
「異論」も「異議」も、他と違った意見、考えという意味です。
しかし「異議」は、「異議あり」というように、不服や不満の意を表明するために使うことが多い点が違います。
まず一つ目は、「異論」と同じく、他の意見に対して反対または不服であるという意見を持つことを指すんだ。つまり、他人の意見に対して自分は違うと思う、という感じさ。
そして二つ目は、法律の分野で使われることが多くて、相手の行為や国家機関の処分に対して反対・不服の意思を表示することを指すんだ。
「異議」は、それに加えて、法律の世界でよく使われる表現で、誰かの行動や国家の決定に対して、「それはアカン!ワテは納得できへん!」って反対の意思を示すことも言うんやな。
ともに他の意見に対して自分は違うと思う、という立場を示す言葉やけど、「異議」は法律の世界ではもうちょっと特別な意味もあるんやな。
「異論」と「異存」の違いは?
「異存」は、
①他と異なった考え。
②反対の意見や、不服な気持ち。異議。
という意味です。
「異論」も「異存」も、他と違った意見、考えという意味です。
「異存」は、「異存があります」のように、反対、不服、不満の意を表す点が違います。
つまり、「異論」は特に議論や意見の違いを強調するのに対して、「異存」はより広範に他人との考え方の違いや不満を表すために使われるんだよ。
それに対して、「異存」はもうちょっと広い意味で、みんなとは違う考え方や、何かに対する反対の気持ち、不満を感じるときに使うんやな。
つまり、一般的な見解や主張とは異なる、自分なりの視点や考え方を示すことなんだよ。