一端の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
一端
【読み方】
いったん
【意味】
① 一方のはし。片はし。
② 一部分。
あー、それは「全部の中のちょっとした部分」やな。全体を見たときに、その一部や、ある一方のはし部分を言うんやな。
全部を把握するためには、この一端も見落とさへんでちゃんと考えることが大切やな。
【類義語】
片端
【対義語】
両端
一端(いったん)の解説
カンタン!解説
「一端」っていう言葉は、主に2つの意味があるんだよ。
1つ目は「一方のはし」または「片はし」の意味で、物事の一部または端っこを指すんだ。たとえば、「ひもの一端」っていう言葉は、ひもの片方の端っこのことを表しているよ。
2つ目の意味は「一部分」で、全体の中のほんの一部を指すんだよ。例えば、「感想の一端を述べる」という表現では、自分の感想全体からほんの一部分だけを話す、という意味になるんだよ。
だから、「一端」は物の端っこや、全体の中からほんの少しだけを表す言葉として使われるんだね。
一端(いったん)の使い方
子供の自殺が増えている原因の一端は、時間、空間、仲間の三つの間がなくなったからと言われているよね。
塾で忙しいし、外で遊べばうるさいと苦情が来るしで思い切り遊ぶことができないわよね。
遊ぶことで創意工夫や身体能力、コミュニケーション能力を伸ばすことができるから大事な時間だよね。
遊びの時間や場を奪われた子供たちが大人になり、親になった時、この国はどうなっているんでしょうね。
一端(いったん)の例文
- 健太くんには、その事故の原因の一端であるという自覚がない。
- ともこちゃんにも責任の一端はあるんだ。
- デビュー戦で、彼の才能の一端を示しました。
- 健太くんの話を聞いて、真実の一端に触れた気がした。
- 計画の一端をともこちゃんに漏らしてしまいました。
一端の文学作品などの用例
「一端を垣間見る」とは?
「一端」を用いた表現の一つに「一端を垣間見る(かいまみる)」があります。
「一端を垣間見る」の「垣間見る」とは、「かきまみる」の音変化で、「物のすきまからこっそりとのぞき見る。また、ちらっと見る。物事のようすなどの一端をうかがう。」という意味です。
「一端を垣間見る」とは、ある物の一部分をちらっと見るという意味です。
「一端を垣間見る」という表現は、何かの一部をちょっとだけ見るという意味があるんだよ。
これは、全体を見ることはできないけれど、一部分を見ることで全体の概念を理解しようとする状況を描写しているんだ。
なるほどな。「一端を垣間見る」は、物事のちょっとした部分を見るってことやな。
全部見るわけじゃなくて、ちょっとだけでも見ることで、全体の感じをつかむって感じやな。まあ、全部見なくても、一部見ればなんとなく全体の雰囲気がわかるってことやな。
【例文】
- その事件から、複雑なこの国の問題の一端を垣間見た気がした。
- その家の本棚を見れば、家主の為人(ひととなり)の一端を垣間見ることができる。
- そのスピーチで、ともこちゃんの優秀さの一端を垣間見させられた。
物事全体の中の一部や、全体から見たときのある一方の端部を指す表現なんだ。