意欲の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
意欲
【読み方】
いよく
【意味】
①進んで何かをしようと思うこと。また、その心の働き。
②哲学で、種々の動機の中から選択した目標に、積極的に働く意志活動。狭義には、主観的、特殊的な意志活動、すなわち任意・気随の意。
哲学的な話をすると、自分で選んだ目標に向かって、ええ感じに動く意志のことやなんやな。
【語源・由来】
「意」は「こころ。きもち。思い。考え。」
「欲」は「よく。ものをほしがる気持ち。」
【類義語】
気概、気骨
【対義語】
脱力、落胆、消沈、億劫
意欲(いよく)の解説
「意欲」っていう言葉はね、何かをやろうと思う強い気持ちを表すんだよ。
たとえば、学校のテストでいつもより良い点を取ろうと思ったら、それは「学習意欲」だね。または、サッカーで得点を決めるために頑張る気持ちは、「得点意欲」ということになるよ。
「意欲あふれる人材を求める」っていうのは、新しいアイデアや行動を生み出して、何かに挑戦したがるような人を探しているっていう意味だよ。
「研究意欲に燃える」っていうのは、研究に対する強い関心や欲求があるということ。この人は新しい知識を得たり、新しい発見をしたいという強い気持ちを持っているんだね。
哲学では、「意欲」は自分がどう行動するかを選択する意志の活動を意味するよ。つまり、自分がどういう行動を取るかを決定する力や能力を指しているんだよ。これは、自分の意志や選択に基づいて行動することを指す言葉なんだね。
意欲(いよく)の使い方
意欲(いよく)の例文
- 創作意欲が湧く。
- トップ当選に意欲を見せる。
- 意欲が薄れる。
- 学習意欲に欠ける。
- 労働意欲を高める。
意欲の文学作品などの用例
「意欲」と「やる気」「熱意」「意識」の違いを解説
「意欲」に似ている語に「やる気」「熱意(ねつい)」「意識(いしき)」があります。
「意欲」と「やる気」の違いは?
「やる気」は、「遣る気」と書きます。
進んで物事をなしとげようとする気持ちという意味です。
「意欲」は、進んで何かをやろうとする心の動きをいいます。
対して「やる気」は、自分から進んで行動を起こそうという気持ちをいいます。
一方、「やる気」は、具体的に何かを達成しようという強い気持ちを表しているよ。
一方、「やる気」は、目の前のことをがんばりたいと思う気持ちを言うんやな。やる気は、意欲の中でも、特定のことに対するもっと強い気持ちってことやな。
「意欲」と「熱意」の違いは?
「熱意」は、「物事に対する意気込み。熱心な気持ち。」という意味です。
「意欲」は、進んで何かをやろうとする心の動きをいいます。
対して「熱意」は、熱心な気持ちをいうので意味が違います。
一方、「熱意」は、物事に対して熱心で強い気持ちを抱くことを指すんだ。
一方、「熱意」は、特定のことに対して強く思い入れがあって、情熱をもって取り組みたいという気持ちを言うんやな。これは、「熱意」がもっと情熱的で深い感情を含んでるってことやな。
「意欲」と「意識」の違いは?
「意識」は、
①心が知覚を有しているときの状態。
②物事や状態に気づくこと。はっきり知ること。また、気にかけること。
③政治的、社会的関心や態度、また自覚。
④心理学・哲学の用語。
㋐自分自身の精神状態の直観。
㋑自分の精神のうちに起こることの知覚。
㋒知覚・判断・感情・欲求など、すべての志向的な体験。
⑤《(梵)mano-vijñānaの訳》仏語。六識・八識の一。目や耳などの感覚器官が、色や声など、それぞれ別々に認識するのに対し、対象を総括して判断し分別する心の働き。第六識。
という意味です。
「意欲」は、進んで何かをしようと思う心の働きをいいます。
対して「意識」は、心が知覚を有しているときの状態、政治的・社会的な関心と自覚、物事や状態に気づくことなど複数の意味がありますが、いずれも「意欲」とは意味が違います。
一方、「意識」は、自分が何を知覚しているか、またはある状況や事実に気づいている状態を指すんだ。意識は、単に認知するだけでなく、その事実に対して気にかけることも含むんだよ。
それに対して、「意識」は、自分が何を感じ取ってるか、または何に気づいてるかという状態を言うんやな。つまり、意識は、自分が認識してる事象に対する理解だけでなく、それに対する関心も含んでるってことやな。
哲学の文脈では、様々な動機の中から選んだ目標に向かって積極的に行動する意志のことを指すんだ。