姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「自刃」の意味と使い方や例文!「自害」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
自刃

【読み方】
じじん

【意味】
自ら刃で生命を絶つこと。自害。

【語源・由来】
「自」は「みずから。自分の。自分で。」
「刃」は「き(切)る。はもので切る。切り殺す。」

【類義語】
自殺、自害

自刃(じじん)の使い方

健太
千利休は、太閤秀吉に自刃を命じられたんだよね。
ともこ
自刃を命ぜらるに至った真相については諸説あってはっきりとわかっていないらしいわよ。
健太
秀吉との関係に溝ができたのは間違いないんだよね。
ともこ
仲が良かったというのに、二人に何があったんでしょうね。

自刃(じじん)の例文

  1. アントニウスはクレオパトラが自害したという誤報を信じ自刃した。
  2. 家臣が身代わりとなって自刃し、自身は生き延びたという説がある。
  3. 青巌寺は秀吉の甥である秀次が自刃した場所としも知られています。
  4. 出征した陸軍中尉の夫の後顧の憂いとならぬよう、その妻は自刃して果てたという。
  5. この戦いで敗れた武田信政は、城に火をかけ城中で自刃した。

「自刃」と「自害」の違いは?

自刃」に似ている語に「自害(じがい)」があります。

自害」とは、「自ら傷つけて自分の生命を絶つこと。自殺。自刃。自尽。」という意味です。

自刃」も「自害」も、自ら生命を絶つことをいいます。

しかし「自刃」は、刃で自分の命を絶つことをいう点が違います。