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「事実」の意味と使い方や例文!「現実」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
事実

【読み方】
じじつ

【意味】
①実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。
②哲学で、ある時、ある所に経験的所与として見いだされる存在または出来事。論理的必然性をもたず、他のあり方にもなりうるものとして規定される。
③本当に。実際に。

【語源・由来】
「事」は「ことがら。できごと。」
「実」は「そらごとでない。本当。本当の事柄。」

【類義語】
見解、私意、私見、所存、持論

事実(じじつ)の使い方

健太
事実は一つだけど、真実は人の数だけあるんだって。
ともこ
へえ。でも、真実はいつも一つって言っている名探偵がいるわよね。
健太
実際のところはどうなんだろうね。
ともこ
私も、どちらが本当なのか事実を知りたいわ。

事実(じじつ)の例文

  1. 彼が事実上の支配人です。
  2. 事実がねじ曲がって伝わっている。
  3. 衝撃の事実を目撃してしまった。
  4. 事実に基づいて書いた小説をノンフィクションといいます。
  5. 容疑者が犯行に及んだ事実を認めた。

「事実」と「現実」の違いは?

事実」に似ている語に「現実(げんじつ)」があります。

現実」は、いま目の前に事実として現れている事柄や状態をいいます。

事実」も「現実」も、「ほんとうにあること。また、あったこと。」をいいます。

しかし「事実」は、本当に存在する具体的なことがらをいいます。

対して「現実」は、理想、想像の対極としての世界を概観していいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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