【二字熟語】
事実
【読み方】
じじつ
【意味】
①実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。
②哲学で、ある時、ある所に経験的所与として見いだされる存在または出来事。論理的必然性をもたず、他のあり方にもなりうるものとして規定される。
③本当に。実際に。
【語源・由来】
「事」は「ことがら。できごと。」
「実」は「そらごとでない。本当。本当の事柄。」
【類義語】
見解、私意、私見、所存、持論
事実(じじつ)の使い方
事実は一つだけど、真実は人の数だけあるんだって。
へえ。でも、真実はいつも一つって言っている名探偵がいるわよね。
実際のところはどうなんだろうね。
私も、どちらが本当なのか事実を知りたいわ。
事実(じじつ)の例文
- 彼が事実上の支配人です。
- 事実がねじ曲がって伝わっている。
- 衝撃の事実を目撃してしまった。
- 事実に基づいて書いた小説をノンフィクションといいます。
- 容疑者が犯行に及んだ事実を認めた。
「事実」と「現実」の違いは?
「事実」に似ている語に「現実(げんじつ)」があります。
「現実」は、いま目の前に事実として現れている事柄や状態をいいます。
「事実」も「現実」も、「ほんとうにあること。また、あったこと。」をいいます。
しかし「事実」は、本当に存在する具体的なことがらをいいます。
対して「現実」は、理想、想像の対極としての世界を概観していいいます。