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「体現」の意味と使い方や例文!「具現」「実現」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
体現

【読み方】
たいげん

【意味】
思想・観念などを具体的な形であらわすこと。身をもって実現すること。

【語源・由来】
「体」は「四肢・骨格などで組み立てられたものとしてのからだ。」
「現」は「見えなかったものが見えてくる。あらわれる。あらわす。」

【類義語】
表現、表わす、表出、具現、表明、表白

体現(たいげん)の使い方

健太
60歳の女性が大学に合格していたね。
ともこ
人生、何歳からでもやり直せるということを体現してくれたわよね。
健太
相当努力したんだろうね。
ともこ
若者たちと対等に戦うことは、並大抵の努力じゃできないと思うわ。

体現(たいげん)の例文

  1. 彼は、アメリカンドリームの体現者です。
  2. 肌の色が褐色のオバマ大統領は、アメリカ社会の多様性を体現しています。
  3. 京都が誇る伝統工芸の技術をデザインに取り入れ、新時代の京の美意識を体現している。
  4. ジェームズ・ブルックは、イギリスでは帝国主義を体現する代表的な人物として有名だ。
  5. 負けたくないという気持ちを体現し、今季2勝目をあげた。

「体現」と「具現」「実現」との違いは?

体現」に似ている語に「具現(ぐげん)」「実現(じつげん)」があります。

「体現」と「具現」の違いは?

具現」は、「実際に具体的な形に現すこと。また、具体的に現されたもの。」という意味です。

体現」も「具現」も、思想や観念など、知覚不可能なことを知覚可能な形にして表に出すことというほぼ同じ意味で使われます。

「体現」と「実現」の違いは?

実現」は、「計画・期待などが現実のものになること。また、現実のものとすること。」という意味です。

体現」は、思想や観念など、知覚不可能なことを知覚可能な形にして表に出すことをいいます。

対して「実現」は、計画や期待を現実のものとすることをいうので意味が違います。