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「塵芥」の意味と使い方や例文!「塵芥に帰す」とは?(類義語)

【二字熟語】
塵芥

【読み方】
じんかい

【意味】
ちりあくた。ごみ。

【語源・由来】
「塵」は「ちり。ほこり。」
「芥」は「小さなごみ。あくた。」

【類義語】
ゴミ、ガラクタ、廃棄物、スクラップ、価値のないもの

塵芥(じんかい)の使い方

ともこ
健太くんが持ってるのは塵芥車のミニカー?
健太
小さいころこれが一番好きだったんだ。
ともこ
パトカーや救急車じゃなくて?
健太
ごみ収集の日を待ちわびているような子供だったんだよ。

塵芥(じんかい)の例文

  1. その埠頭に据えつけられている投光器が照らし出しているのは、私たちが乗ってきたちっぽけな塵芥運搬船だ。船は一時間ぐらい停泊して、塵芥タンクを島に残したまま出港していく。(山田正紀、氷河民族)
  2. 酔っぱらった彼が目覚めた時、なぜか塵芥に埋もれていた。
  3. たとえ招安されたところで、われわれは塵芥のように見なされるだけでしょう。(施耐庵、水滸伝6)
  4. 塵芥焼却場建設に住民が反対している。
  5. 江戸の町から出た塵芥が埋め立てに使われ、現在の江東区が形成されていった。

「塵芥に帰す」とは?

塵芥」を用いた表現の一つに「塵芥に帰す(じんかいにきす)」があります。

塵芥に帰す」の「帰す」は、「もといた所に行くようにしむける。帰らせる。」という意味です。

塵芥に帰す」とは、「死んだ後はちりやごみに戻ってしまう。ちりやごみのように価値のない状態に戻る。」という意味です。

【例文】

  1. 一生懸命練習したが、台風のせいで中止になり努力が塵芥に帰した。
  2. せっかく復旧したのに、また集中豪雨に襲われ苦労が塵芥に帰した。
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