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「実情」の意味と使い方や例文!「実状」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
実情

【読み方】
じつじょう

【意味】
①物事の実際の事情・情況。
②(実情)偽りのない心情。真情。まごころ。

【語源・由来】
「実」は「そらごとでない。本当。本当の事柄。」
「情」は「ありさま。ようす。」

【類義語】
事情、実態

実情(じつじょう)の使い方

健太
被災地にボランティアに行った従兄弟から写真が届いたんだよ。
ともこ
こんなに悲惨なことになっているのね。
健太
被災地の実情を広く訴える必要があるよ。
ともこ
この写真を使って実情を訴え、復興資金を募りましょう。

実情(じつじょう)の例文

  1. 表向きはそうなっているが、実情はこうだ。
  2. 苦しい実情を訴える。
  3. 実情を吐露する。
  4. 南米の実情に通じている人を探してほしい。
  5. 好転する見込みと言っているが、実情ではむしろ悪化している。

「実情」と「実状」の違いは?

実情」と同じ読み方の語に「実状」があります。

実状」は
①本来の姿。
②実際のありさま。

という意味です。

実情」と「実状」は、実際のありさまをいう点は同じです。

しかし、「実情」がまことの心をいうのに対して、「実状」は本来の姿をいう点が違います。

これは「」と「」の漢字の意味の違いです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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