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「助長」の意味と使い方や例文!「助長する」は悪い意味?(類義語・対義語)

【二字熟語】
助長

【読み方】
じょちょう

【意味】
①力を添えて、ある物事の成長や発展を助けること。また、ある傾向をより著しくさせること。
②不必要な力添えをして、かえって害すること。

【語源・由来】
苗を早く生長させようと思った宋の人が苗を引き抜いて枯らしてしまったという「孟子」公孫丑上の故事から。

【類義語】
推進、促進、促す

【対義語】
防止、阻害

助長(じょちょう)の使い方

健太
フリマアプリが盗難を助長している可能性があるんだって。
ともこ
フリマアプリは便利なのにね。
健太
悪いことを考える人ってどこにでもいるよね。
ともこ
盗難品や転売品の売買ができないシステムを作らないとだめね。

 

助長(じょちょう)の例文

  1. 弊害を助長する。
  2. 表現力を助長する指導をする。
  3. 増税が購買欲の低下を助長する。
  4. そのテレビ番組は、いじめの助長につながるおそれがある。
  5. その事件は社会不安を助長した。

「助長する」は悪い意味?

助長」は、「助長する」という表現で使われることがあります。

助長する」には二通りの使い方があります。

「作物の発育を助長する」「世界平和を助長する」のように、その物事をさらに進めるという意味で使います。

また、「赤字公債の発行がインフレを助長する」「ともこちゃんが甘やかすから、健太くんの怠惰が助長する」というように、その物事が結果として、ある傾向をさらに著しくしてしまうことをいい、こちらは、多く悪い意味で使います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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