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「授受」の意味と使い方や例文!「受領」「受理」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
授受

【読み方】
じゅじゅ

【意味】
さずけることと受け取ること。受け渡し。

【語源・由来】
「授」は「手わたす。さずける。」
「受」は「うける。うけとる。もらう。」

【類義語】
受け取る

授受(じゅじゅ)の使い方

ともこ
捜査は進んでいるの?
健太
賄賂の授受の証拠がないんだって。
ともこ
彼らは周到に証拠を隠滅したでしょうね。
健太
何とかして手がかりを見つけないとなあ。

授受(じゅじゅ)の例文

  1. 金品を授受する。
  2. 選挙の前に、彼らの間に金銭の授受があった。
  3. 日本語の授受表現には、あげる、くれる、もらうなどがある。
  4. 金銭の授受を伴う賭け事は禁止されている。
  5. 政権授受の約束があった。

「授受」と「受領」「受理」の違いは?

授受」に似ている語に「受領(じゅりょう)」「受理(じゅり)」があります。

「授受」と「受領」の違いは?

受領」は、
①物や金を受け取ること。
②⇒ずりょう(受領)
③江戸時代、優秀と認められた職人・芸人などが栄誉として国名を付した一種の官位を名のることを許されること。また、その人。竹本筑後掾 (ちくごのじょう) など。

という意味です。

受領」は、物や金を受け取ることをいいます。

対して「授受」は、さずけることと受け取ることをいい、「受領」と違い「さずける」という意味がある点が違います。

「授受」と「受理」の違いは?

受理」は、提出された願書・届け・訴状などを受け取って処理することという意味です。

受理」は、受け取って処理することをいいます。

対して「授受」は、受け渡しという意味なので、「受理」とは意味が違います。