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「性分」の意味と使い方や例文!「性格」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
性分

【読み方】
しょうぶん

【意味】
生まれつきの性質。天性。たち。

【語源・由来】
「性」は「生まれつき。本来の性質。」
「分」は「あたえられたもの。」

【類義語】
気質、性格、性質

性分(しょうぶん)の使い方

ともこ
健太くんの部屋は物で溢れているわね。
健太
物を捨てることができない性分なんだよね。
ともこ
このままじゃ、地震の時、圧死してしまうわよ。
健太
それは困るね。片付けよう。

性分(しょうぶん)の例文

  1. 一度気になると聞かないではいられない性分です。
  2. 弱っている猫を見ると、見すごすことができない性分です。
  3. 思ったことはすぐに口に出す性分なので、もめることが多いです。
  4. 撮影される側より撮影する方が性分に合っている。
  5. 頼まれると嫌とは言えない損な性分です。

「性分」と「性格」との違いは?

性分」に似ている語に「性格」があります。

性格」は、
①行動のしかたに現れる、その人に固有の感情・意志の傾向。
②特定の事物にきわだってみられる傾向。

という意味です。

性格」も「性分」も、「そういう性格なんだ」「そういう性分なんだ」というように、似たような使い方をされます。

しかし「性分」は、具体的な行動に関して、そうせずにはいられない「性格」を表し、人に対して使います。

対して「性格」は、先天的な気質に後天的な生活環境などが加わって形成されるその人に固有の性質をいいます。また、「その組織の性格」のように、人以外にも使います。